自分の子どもが高校生になってしまい、通うのが近くの高校でなかったりすると、
とたんに地元の子どもたちの情報が入ってこなくなります。
市の教育委員会も高校生以上の情報は把握できなくなります。
以前私が議会で日高市でひきこもりと思われる人はどのくらいいるのか
と質問したとき、担当者が国勢調査などを丁寧に調べ、
30歳以下で約100名という数字を出してきました。
この人たちを支援することは、ぐるり巡って市の利益につながります。
今日は不思議と若い子と話す機会が多くありました。
まず朝、高麗の郷で中学生たちが高齢者に混じって卓球の順番を待っていました。
春休み、遊ぶところがない、と。
家族とちょっと距離を置きたい年頃の子たちが、
お金を使わずにいられる場所がないのです。
昼間会った近所の中学生男子。
昼間会った近所の中学生男子。
「最近どう?」と声をかけると、さらっと、
「学校行けてません。いろいろあって。でも新学期からはいくつもりです」
「学校行けてません。いろいろあって。でも新学期からはいくつもりです」
意外な言葉に一瞬返答に困ったけれど、
「大丈夫、ゆるゆるやればいいよ」と言うと、ニコッと笑ってくれた。
夕方、これも近所の門のところにいた男子に
夕方、これも近所の門のところにいた男子に
「ひさしぶり~あれ?今高校生?大学生だっけ?」ときいたら
「受験失敗しちゃいました。」ぺろっ。
「浪人かあ」
「はい、やりたいことあるんで」とはにかんだ。
「受験失敗しちゃいました。」ぺろっ。
「浪人かあ」
「はい、やりたいことあるんで」とはにかんだ。
若い子もかまえずに気軽に声をかければ意外と話をしてくれます。
いや案外おとなと話したがっているような気もします。
そういう機会や場がないのです。
市内のせめて小学校区に一か所ずつ程度はそういう場所をつくりたいな。
不登校や学習支援が必要な子たちの居場所としても。
不登校や学習支援が必要な子たちの居場所としても。
それらは引きこもりなどにつながりやすいとデータで示されているのですから、
その前から支援することが必要ですし、
子ども、若者支援はまず子ども、若者の声を聞くところから始めるべきです。