前の投稿で、図書整理員の人件費が削られていたことに気づかなかった無念を書きましたが、
なぜ予算審査段階で気づかなかったのか。

それは、以前はそれぞれの事業に必要な臨時職員について、
予算書の事業ごとに、写真1にように記載されていました。
この場合は、「学校支援事業」に必要な臨時職員の賃金の予算額は約4,480万円です。
ですから「この人達は学校支援事業の何をする人か、何人なのか」と聞きやすかったのです。

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 写真1

そして決算の成果説明書には写真2のように説明されました。
つまり決算額約4,000万円は表にある職種の60人の人件費などでした、とわかるわけです。
図書整理員もここに入っていて、2人が雇用されていたことがわかります。

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 写真2

それが、令和2年度から、「会計年度任用職員制度」が導入され、
臨時職員はすべて総務課の管理となり、
予算書には事業ごとではなく、目ごとに人件費としてまとめて
写真3のように記載されるようになりました。

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  写真3

この110人は学校支援事業だけではなく
他の事業の臨時職員とまとめて何十人、百何人となっているため、
予算審議の時にあまり細かく聞けなくなってしまいました。
いえ、本当はしつこくこの人たちの職種は?勤務時間は??と聞くべきなのです。

しかし、日高市議会の予算審議はとてもやりづらく、
何回も聞くと「まだ聞くのか」「早く終わらせてくれよ」などと言う議員がいるのです。
加えて、感染症対策と言って質疑を1回に制限し、
予算審査だろうと決算審査だろうと再質疑は認めないというのでは、
議会の役割はまったく果たせません。

これは私の猛省も込めて、予算審査、決算審査、議案審査もっとちゃんとやりましょう。