昨日は埼玉西部消防組合議会(構成市:所沢市、狭山市、入間市、飯能市、日高市)を傍聴しました。


傍聴することは前から予定していたのですが、消防局長のセクハラ問題が持ち上がり、 
傍聴席は構成市の議員や報道関係者で満席。 
別室にはモニターが設置されていました。

記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dc1cd67f0131b70b8029ce9d0785db418154107


一般質問では3人の女性議員が取り上げましたが、本人は辞職してその場におらず、 
管理者(所沢市長)も「適切に対応した」「大変残念」の繰り返しに終始し、
質問者にとっても、傍聴者にとっても不満の残る答弁でした。
何より被害者に寄りそう言葉や今後の対策についての答弁されなかったことは大変残念でした。


6
18日に複数の女性職員からの訴えがあり、
正・副管理者が双方から個別に聞き取りをした結果、
「行為については一致したが、認識に相違があった」とし、
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2日に戒告処分が出されたということですが、
懲罰の中では「戒告」という公表しなくてもよい軽い処分であることに納得がいかない被害者たちが、
組合議員に訴えて問題が明るみになったということです。

 

平成27年にも宴席でのセクハラがあり、
局長名で「ハラスメント防止宣言」をした経緯があるにもかかわらず、
過去の事件から学ばず、しかも今回の戒告処分は、
高い職位にある場合はより重い処分とする規定にも反しています。


一般質問終了後、ハラスメント防止に関する決議案が出され、可決されました。


消防の現場は大変厳しいと思います。常に緊張感を強いられる職場です。
そして圧倒的に男性が多い職場です。
その中で懸命に働く女性署員に対し、トップがハラスメントをするなど、本当に許されないことです。


被害を訴えることは勇気が要ったと思います。 
しかし今回被害者が声を上げ、それを議会が取り上げて追及したことは、
泣き寝入りや隠ぺいにならずよかったと思います。

Mee Too
運動などが後押しし、効果を上げているのかもしれません。

今後、さらに被害者が納得できる対応と、

5市の市民の命と財産を守る組織としてしっかりとした対策を
講じていただきたいと思います。