国の第二次補正予算を受け、6億8,838万5,000円の補正予算が審議され、
全会一致で可決されました。
主な事業は、

【ひだかニコニコ応援券 2億1,275万円】
13,000円分の商品券を10,000円で購入できるプレミアム付商品券を
15,000セット発行します(プレミア率30%)。
1人2セットまで購入できますが応募多数の場合は抽選。広報ひだか等で周知します。
低所得の方でも購入できるよう、分割購入を検討したか質疑しましたが、
令和元年に住民税非課税の方や子育て世帯対象に発行し、
20,000円分を4,000円単位で5分割購入できたプレミアム付商品券では、
1人当たりの平均購入額が14,740円だったので、今回は分割しなかったという答弁でした。

【認定こども園や学童保育室への保育料の減免分の保障 4,684万6,000円】
登園自粛や学校休業により、その間の保育料の日割り計算による減免等が行われました。その分を補償します。答弁によれば、認定こども園の登園率は4月7%、5月9%、6月55%。学童保育室の利用率は4月23%、5月21%、6月43%。感染症拡大を予防するため、子育て中のご家庭に協力していただけたことに感謝いたします。
【8月の学校給食費の無償化 845万1,000円】
今年は夏休みが短縮され、8月後半は午前中授業があります。
その間、給食センターの機器更新や点検のため、
牛乳、パン、デザートなどの簡易給食となりますが、その分を無償とします。
普段の日高市の給食は米飯中心のせいか、6月の簡易給食の時もパンが続くと
「ごはんが食べたい」という子が多かったそうです。
また半月、ちょっとがまんをお願いします。

【児童生徒全員にタブレット型端末を購入 4億240万5,000円】
感染症の第2波に備え、学びの保障のため、全児童生徒にタブレット型端末を購入。
授業や家庭学習に活用します。
本来なら令和5年までに完了させるはずだった「1人1台端末整備」が
新型コロナウイルス感染症対策でいっきに前倒しされました。
国費が約3億3,500万円ですが、市の財源も6,700万円以上使います。
教育的効果が充分得られるよう、教員の研修や保護者への情報提供を行うという答弁でした。

【図書館と子育て総合支援センター「ぬくぬく」に本の消毒器を購入 206万8,000円】
安心して図書が借りられるよう、6冊同時に殺菌できる消毒器を置きます。
しかし1台100万もするので、貸出数が多い図書館と同じスペックのものが
「ぬくぬく」に必要なのか疑問だったのですが、
ぬくぬくでは本だけでなくおもちゃや積み木にも使うとのことです。

【自主防災組織へ非接触型体温計や備蓄用マスクの配付 727万8,000円】
第2波に備え自主防災組織に上記の物資を配布します。

【地域の公共交通事業者に支援金支給 179万円】
バス事業者5事業者に160万(16系統×10万円)、
タクシー2事業者に19万円(タクシー19台×1万円)。
これは金額的にどうなのか?
公共交通への支援はぜひ国にお願いしたいところです。
(6月議会で私が提案した意見書案にも盛り込みましたが否決されてしまいました)

国の2次補正で示された日高市に交付される
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の限度額は4億979万5千円。
今回の事業に使ったあとも9,200万円ほど残っています。
引き続き感染症対策に有効な事業を検討していただきたいと思います。