日高市議会6月議会、本会議場での質疑を傍聴しました。 質疑者は以下のふたつについて、無所属の近藤さおり議員一人だけでした。
〈副市長の選任について〉
以前は人事案に質疑するな!と先輩議員からさんざん怒られましたが、なぜその人が相応しいのか、きちんと市長の口から議会で述べさせるのは大事なことです。 答弁はありきたりでしたが、私だったら、4期目の公約に「市役所改革」を掲げた市長が、3期同じ金子昭副市長とともに改革できるのか、できるとしたらどこをどう変えていくつもりなのか聞いてみたいところです。
〈新型コロナワクチン接種料予算 約1億3600万円について〉
近藤議員の質疑通告書には「予算算出根拠は」としかありませんでしたが、近藤議員は算出根拠と合わせて「自己負担が生じた場合、予算の過剰要求にならないか」と質疑しました。 すると鈴木議長が暫時休憩をかけ、「自己負担が生じることはわかっているのだから、その質疑はおかしい」と言って議運が開かれました。
議運では、近藤議員から質疑の意図について「これまでは無料だったが、これからは自己負担が生じる。この予算の接種回数は、昨年秋の接種率61%に基づいて算出されているが、自己負担がある場合は接種率が落ちることが想定されるから、この予算額は過剰要求とならないか、ということです」と説明があった。
真っ当な質疑なので、「ああ、それならそうとわかるように質疑してください」で済む話だと思ったのだが、そうはならなかった。
そこからなんと約30分間、通告と質疑が噛み合ってない、それは算出根拠の話とは違う、質疑は自分の意見を述べる場ではない、といったトンチンカンな意見が次々に出され、しまいには鈴木議長が「取り下げるしかない」と言い出したときには、思わずのけぞってしまった。

議長の資格なし!
近藤議員の意図が理解できないとしたら頭悪すぎるし、理解した上で取り下げろと言っているなら、議員の権利を侵害するイジメ以外の何物でもない。 もちろん皆さん頭はいいはずなので、これはイジメ確定です。
ターゲットがいなくなったら仲間だった誰かをターゲットにするって、イジメの常道ですね。
その後、近藤議員は算出根拠だけを質疑したあと、怯むことなく再質疑の手を挙げて過剰要求について質しました。 算出根拠をきいた上での更問いですから執行部は当然答えざるを得ませんし、議長も止められません。
私は、市長選期間中に近藤議員から「田中さんは市長にふさわしくない」という趣旨の通信を配布・SNS発信され、大変遺憾に思うと同時に公選法違反ではないかと思っていますが、 それとこれとは別です。
何回選挙しても変わらない日高市議会の体質。
保守の若手もダンマリを決め、まるでミニ自民党です。 選挙後の議会ですが、傍聴者は私含め3人のみ。 これも議員たちが変わらない原因の一つですね。 444484100_3488473924632117_6648510879238860879_n