映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』を今日やっと観ることができました。 予想以上に素晴らしかったです。
時折挟まれる樋口裁判長が書いた判決文が、誰にでもわかるくらい簡明で清々しいほどでした。
要するに、この世に命より優先すべきものはない!ということ。 判決文で泣けるなんて思いもしませんでした。
農家さんたちの取り組みも感動的でした。
エネルギーをつくるための原発でなにもかも壊された農家さんたちが、 自ら自然エネルギーをつくるという仕事をし、農業も諦めない。
その強さにまた涙…。
訴訟を支援する弁護士たちは、この裁判を「専門技術訴訟」にしない、
もっと根本的な誰もが理解・納得・確信できる理論で戦うと言い、 樋口裁判長の判決文はまさにそれに合致した内容でした。
この映画に悲惨さはなく明るく希望に満ちています。 でも観た人の多くは、原発は絶対に無くさねばと考えると思います。 何度でも観たい、多くの人に観てもらいたいと思います。
この映画の制作資金は、プロデューサーでもある河合弁護士の私費、クラウドファンディング、そして文化庁の助成金です。国策である原発を告発する映画に国費が使われている。このことにも少し希望を抱きたくなりました。 PXL_20230820_080402804~2
PXL_20230820_080352821~2