田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2024年06月

4月の市長選後、プレジデントオンラインのライターさんから突然メールが来て、
私を取材したいというお話をいただきました。

なかなか報道されない地方議会の実態を明らかにしていきたいということでした。 内容は、市長選のことではなく、おもに議員辞職勧告(議会ハラスメント)の件です。
取材を申し込まれた時点で、すでに相当私のことを調べてくださっていました。 議員仲間や私の弁護士にも丁寧に取材してくださいました。 長い記事です。 お時間のあるときにお読みいただけたら嬉しいです。
記事はこちらから↓

https://president.jp/articles/-/82886

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先週は、湯河原町長選挙に立候補した土屋由希子さんの応援に、泊まり込みで行っておりました。
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1年前の町長選にも出馬した土屋由希子さん。
その時は現職の富田町長が当選。
しかし、当選直後から病気療養になり、亡くなってしまいました。

しかし、その間にも町議選が行われ、土屋さんがトップ当選していたのです。
そこへ、急な町長選。
悩んだ末の出馬。

1年の間に3回選挙するって・・・すごいことです。
彼女は今回も果敢に戦いました。
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結果は残念でしたが、地方から政治を変えたいとい若い女性がいることは尊いことです。
首長選落ちたもの同志、そして裁判起こして負けたもの同志、
これからも連帯して何かやっていきたいと思っています。

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2021年4月、前年の3月に議会が私に対し議員辞職勧告決議を出したのは違法として、市を相手に国賠訴訟を起こしました。(市議会議員は非常勤の公務員扱いなので、制度上、市が被告となります)
一審・二審と棄却され、上告しておりましたが、13日、最高裁から棄却・不受理の書類が届きました。
これで私の裁判は終わりました。
ご支援、応援、気にかけてくださった多くの方々に心から感謝いたします。 ありがとうございました。
少数派だから、わきまえないから、あるいは女性だからという理由で、私と同じようにハラスメントを受けて苦労されている全国の議員仲間のために、勝って貢献したかったのですが、かないませんでした。
提訴から3年2カ月。上告して1年2カ月。弁護団の先生方には本当にお世話になりました。私にとっては、法律と憲法を我がこととして考えることができた貴重な体験でした。
著作権上、新聞記事を載せられませんが、19日付の東京新聞に「とても残念な結果ですが、地方議会正常化に一石を投じることができたと信じています。」という私のコメントを載せていただきました。
ところが、日高市議会にはその石は届かなかったようです。
というのも、18日の日高市議会全員協議会で、大沢博行議員から「裁判のせいで私たちが悪いように言われることもあって心外だった」(だから)「議会だよりに大勝利宣言を載せたらどうか」という提案が出されたのです。 誰も否定せず、議会だより編集委員会で検討されるようです。
傍聴していた私は、これを聞いて愕然としました。 国賠で市を訴えるなんて田中はとんでもないと言いふらしていたのは知っていましたが、なぜ国賠なのか、なぜ自分たちが訴えられたのかを全く反省していないのです。 訴えられるようなことをして市に負担をかけたのはあなたたちです。
私は、彼らに長年されてきた排除や嫌がらせが許せなかったし、議員の仕事をまっとうするのに大きな障害でした。 自分の権利を守るため、そしてこんな思いを二度と誰にもしてほしくなかったから訴えたのです。
裁判所の判断は、決して市・市議会側の「大勝利」なんかではないのです。 「議会の自律権内の問題」だから棄却なのです。 議会の中で自分たちで解決しなさいと言っているのです。
議会の自律権は、お互いの権利を認め、フェアな関係があって初めて成立するものです。
本当に変わらない日高市議会の体質に心底がっかりしました。
裁判に負けたことより、そっちが残念でなりません。
まあ、そもそも議会内で解決できないから司法に頼ったのですが。
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東松山市議会を初めて傍聴しました。 PXL_20240618_064830173
お目当ては無所属の鈴木健一議員の一般質問。
・新型コロナワクチンの後遺症について。
・地方自治法改正とワクチン接種について。
・パンデミック条約について。
そそる項目が並びます。
驚いたのは鈴木議員が原稿なしで質問していること。それなのに的確な質問をしつつ、これでもかと持論を展開し、市長からは満点の答弁を引き出す。流石です・・・。
地方自治法改正案についての市長の見解が素晴らしかった!
「国民の安全に重大な影響を及ぼす事態における国と地方公共団体との関係等の特例」、つまり重大事態において政府が地方に直接指示ができるということについて、政府のコロナ対応がうまくいかなかったのは直接指示ができなかったからだと言わんばかりであり、地方と話し合いもせず拙速だ。憲法92条(地方自治の本旨)に違反するのではないか、地方自治体を預かる者として遺憾だ、という趣旨の答弁でした。
それを受け、鈴木議員が「基本的人権を守るための地方分権一括法だったはず。そこから後退してはならない」と言ったのにはしびれました。
地方自治法改正案は今日参議院を通ってしまいましたが、こういう首長がいるところは、あきらめず政府に改善を要望していくのでしょう。
パンデミック条約についても、市長は、IHRの改正、WHOの思惑、上川外務大臣の「条約締結に国会の承認は要らない」という問題発言、さらには日比谷での4万人反対デモなどにも触れ、日本政府の対応は「危うい」との見解を示しました。
自身もワクチン後遺症に悩む鈴木議員が、思わず「市長が森田さんでよかった」というほどの答弁でした。

国じゃなく市民。

日高市議会でもこんな答弁、聴いてみたいなあ~~~ PXL_20240618_040456722

日高市議会6月議会閉会日を傍聴。
賛否が分かれた議案は、マイナンバーカードと保険証を一体化させるためのシステム改修費の一部約380万円と、新型コロナワクチンの定期接種化に係る費用約1億3600万円を計上した補正予算。
反対したのは共産党の佐藤議員と立憲民主党の城所議員の二人。
佐藤議員は、現在のマイナ保険証の登録率の低さで一体化を進めることへの懸念を数字や実態を示して反対。
城所議員は、ワクチン接種による健康被害のデータを示し、この問題に触れずに接種を無批判に進めることへの疑念を示して反対。
賛成討論は、保守系の森崎議員と加藤将伍議員。
マイナ保険証、ワクチン接種ともに市民の健康を守るため立ち止まることなく進めるべきと主張。
市民としては、それぞれの立場で討論が繰り広げられることは歓迎です。
あれ?と思ったのは、市民ネットワークの成田議員と無所属の近藤議員が賛成したこと。市民ネットはマイナ保険証もワクチンも賛成なのですか?
そして近藤議員はたしかヴィーガン。私はヴィーガンについてよく知らないのですが、mRNAワクチンには批判的ではなかったかしら?
どちらもほぼ国費で賄われるのだから予算としては賛成ということなのかしら? でも議員って、予算に賛成したらその事業に賛成したことになるんですよね。
長くなるけどもう一つ。
「厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書案」(提出者は大沢議員)。
いまは就業者の9割が会社員などの被用者だから、議員が厚生年金に加入できるようになれば、その人たちが議員になりやすい、つまり議員のなり手確保のためというのですが・・・。
地方議員の年金制度は議員特権と言われ、2011年に廃止されましたが、今度は厚生年金?
会社員ならば会社が保険料の半分を負担しますが、議員の場合は市民の税金で負担するのですよ。
反対したのは城所議員のみ。共産党も賛成の署名をしています。
ここでも市民ネットワークの成田議員は賛成。
北海道、長野、神奈川などの市民ネットは反対していますが、埼玉の市民ネットは賛成なのですか?(あくまで純粋な疑問です)

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