2024年02月
福島みずほさん講演会
出馬表明記者会見
議員辞職しました
『9人の女性とごみ環境』を読んで
この本に登場する9人は、1980年代、1990年代からごみの減量化、生ごみの資源化、環境調査、資源リサイクルに取り組んだ女性たちです。
SDG’sがほぼ知られた現在では、自分の生活が自然環境や健康に与えるインパクトに配慮しながら暮らしている人も多く、また自治体事業において行政と市民が協働することも一般的です。
法律の壁、縦割りの壁、理解の壁、技術的な壁など(たぶん女性だからという壁もあったことでしょう)多くの障害が立ちふさがっても、明るく前向きに取組んだ彼女たちの実践や提案が、今では多くの自治体のごみ施策の基本(分別ルール、資源回収、有料化、ダイオキシン測定など)となっていることに、驚きと尊敬と感謝です。
第4章―未来に向けて夢あるリサイクル―で紹介された「生ごみで花いっぱいの街づくり」の戸田市職員の吉田さんは、「高い目標を持って」「常識にとらわれず」現場に飛び込んでいく希少な公務員ですが、自治体議員の私としては、こういう職員が数人いたら行政も変わっていくだろうなあと羨ましく思いました。
9人9色。
記録として貴重であり、インタビューが豊富で読み物としても面白い本でした。