田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2023年02月

日高市議会令和5年第1回定例会が開会しました。
1日目の今日は、市長の施政方針演説、議案説明のあと、 12月議会に議員提案され継続審議となっていた議員定数削減案(定数16→12)の採決があり、否決されました。
私も定数削減には反対の立場から討論しました。
私の反対討論を下に載せておきます。
会期は3月16日までです。来年度の予算が審議されます。
お時間あればぜひ傍聴にいらしてください。 PXL_20230224_035531734~2

議員提出議案第2号について反対の立場で討論いたします。

この議案は、日高市議会の議員定数を16から12にするというもので、12月議会最終日に動議として出されました。議会の定数は、市民の多様な意思を市政に反映させるという意味において大変重要なことであり、動議で提案すべきことではありません。

 もとより、日高市議会基本条例第16条には、「議員定数の変更を審議するに当たっては、議会が市民の意見を十分に反映できることを考慮し、人口、面積、財政力、行政課題等が類似する他の自治体と比較してその議論をするものとする。」とあります。ここで言う議論とは、日高市議会基本条例の趣旨からすれば、いきなり本会議、あるいは議会運営委員会のみで行うものではなく、全議員、さらには市民も参画の上、相当の時間をかけて議論すべきものと考えます。

 私自身は、定数削減には反対の立場です。議員定数の削減は、議会の多様性を削ぎ、行政への監視能力の低下を招きます。また、人数が減ると委員会での審議が負担となると同時に、意見が偏って公正な審議ができなくなる可能性もあります。 そして、定数削減は当然選挙にも影響を与え、とくに新人の女性や若い人の進出が難しくなります。議会は地方公共団体の意思決定機関であり、議員定数を減らす議論よりも、議員一人ひとりの質を高め、いかにして民意の反映を図るかの議論の方が大切であると考えます。


 以上、反対討論といたします。

22日は、みんなの会in日高の「おしゃべりサロン」を武蔵台公民館で開きました。
立憲民主党埼玉9区総支部長のすぎむら慎治さんをゲストにお迎えし、 15人の参加者で1時間半、忌憚ない熱いトークが交わされました。
こんな小さなサロンでも、蝶の羽ばたきになると信じよう。

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16日、高麗小学校の朝の読み聞かせでした。
3年生を担当しました。
『ねこはるすばん』を読む前に「ねこ飼ってる人は?」と尋ねたら、
2人しか手を上げなかったのは意外でした。 次々出てくるねこのしぐさに「わかるー!」「あるある!」っていう反応が今ひとつだったのはそのせいかな。
『たいせつなこと』は読むうちに子どもたちがだんだん集中していくのを感じました。
最後のページ、「たいせつなのは、あなたがあなたらしくいること」
私はいつもここでジーンときて、小さく「はい」と答えてしまうのです。

2月9日、埼玉9区の有志で立憲民主党の泉代表にお会いしてきました。 国会軽視と国民不在の政治を推し進める現政権をなんとか倒したい。
いくつかの要望とともにその思いをお伝えして参りました。
2023.2.9 立憲民主党本部にて10

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2023.2.6東京高裁1

2020年の3月議会で私が受けた議員辞職勧告決議は不当として訴えていた裁判の控訴審(一審敗訴)。
本日東京高裁で結審し、判決は3月22日13:30に言い渡されます。 当初、12月7日に判決が出ることになっており、99%負けると思われていました。 しかし、やはり辞職勧告決議を出されて裁判を起こしていた岐阜県七宗町の加納忠良議員が11月18日名古屋高裁判決で勝訴したことを受け、
私の弁護団が、11月25日に東京高裁に再審請求をしました。 11月28日に再審決定がされて、今日がその第1期日でした。 名古屋高裁の判決では、
 原則として、議会の内部規律の問題にとどまる限り、裁判所は議会の判断を尊重する(裁判所は関与しない)。  例外として、議会の内部規律の問題にとどまらない場合には、裁判所は違法かどうかを判断することができる。
内部規律の問題にとどまらない場合とは?

 議員が議会外で行った政治的行為であって、議員として本来許されるべきものを理由に処分を行い、それが当該議員の私法上の権利利益(この場合は名誉権)を侵害するとき。 控訴人(私)側の主張  辞職勧告の理由とされたSNSへの投稿等はすべて「議会外で行った政治的行為であって、本来許されるべきもの」である。 被控訴人(日高市)側の反論
 ①七宗町とは事案が異なる(七宗町の加納議員は不許可となった質問内容を自身の議会報告紙に掲載、田中議員は日高市議会SNSガイドライン違反)
 ②ガイドライン制定に自ら関与しておきながら、遵守する必要はないと言わんばかりの田中議員の態度は、議員として許されざるものであり、議員や議会に対する住民の信頼を失墜させるものである。
控訴人(私)の反論
 そもそもガイドライン違反はしていない。市は違反の具体的な指摘もできていない。根拠のない誹謗中傷である。

市側の反論②は、裁判所に出す文章としてはずいぶんな書きようだ。 ○○と言わんばかりの態度って・・・ それはあなたの感想でしょ?って誰かに言われそうです。
今日、即日結審となったので、いい判決は期待薄かもしれません。
でも、来月どんな判決が出ようと私が目指すのは、排除も抑圧もハラスメントもない民主的な議会。 それだけです。 2023.2.6東京高裁2
遠く愛知から傍聴にきてくださった方と弁護団と

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