私は、ワクチンの安全性、3回で1セットの接種を期限の年度末までに終えられなかった場合の対応、副反応が出た場合の市と医師の関り、既に行われている5~11歳の接種状況、接種券の送付方法などを質疑し、答弁を聞いたうえで、反対討論をしました。
しかもそのワクチンはまだ十分なデータが得られていない。
他の予防接種スケジュールも密なのに年度末までに3回打たなければならない。
そもそも子どもの重症化率はインフルエンザより低く、コロナワクチンの副反応のリスクのほうが高いのです。
私はワクチン否定論者ではありませんが、とても怖くて賛成できません。
ヒトでの臨床データがないまま承認されています。
こちらも怖くて賛成できません。 こちらは賛成多数(反対は私ひとり)で可決されました。
反対討論は以下です。
議案第60号令和4年度日高市一般会計補正予算に反対の立場から討論いたします。
本予算は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、物価高騰の影響を受けた市民、事業者への支援策を講ずるなど、大変重要な事業費が含まれております。その重要性を強く認識しつつ、本予算に計上されております新型コロナワクチン接種推進事業費7,535万円については、以下の理由から賛成することができません。
まず、生後6か月から4歳までの新型コロナワクチン接種についてです。子どもへの感染はオミクロン株流行に伴って増えましたが、特例承認されたこのワクチンはオミクロンには対応していない従来型です。オミクロン株への有効性を確保するには、3回接種が必須と言われています。2回接種では、その有効性は21.8%、6か月から1歳に限ると4.2%しか得られません。
この年代は、他の予防接種スケジュールも密な上、冬場で風邪をひきやすいため、予約してもキャンセルをする可能性が高く、特に共働きのご家庭では3回終えるのは大変なことです。質疑へのご答弁では、令和5年3月31日までに3回終えられなった場合の対応について国から示されていないということでした。子育て世帯の現状に無理解だと言わざるを得ません。
そもそも子どもの重症化率は0.01~0.02%と低いので、緊急性のないワクチンを乳幼児に接種する必要性には疑問があります。感染者数の増加に伴って子どもの重症例や死亡例も増えてはいますが、その割合はインフルエンザよりも低く、むしろワクチンの副反応リスクのほうが高いと言えます。ご答弁にあった通り、国は、ワクチンの臨床試験での有害事象について重大な懸念は認められないとしていますが、9月2日の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 反応検討分科会には、5~12歳の副反応疑い報告は重篤30人・死亡1人、12~19歳では重篤502人・死亡10人という報告がされています。これらのほとんどは因果関係を評価できないとされていますが、だからこそ打つ判断をするのは怖いと感じます。それをさらに未熟な発達段階にある乳幼児に打つわけです。
このワクチンの添付文書にはこう書かれています。「本剤は特例承認品目であり、承認時において長期安定性にかかる情報は限られているため、製造販売後も引き続き情報を収集中である」「現時点での知見が限られていることから、製造販売後、副作用情報等の本剤の安全性に関するデータをあらかじめ定めた計画に基づき早期に収集する」つまりまだ実験段階ということです。私はとても怖くて乳幼児へのワクチン接種の予算に賛成することができません。
私はワクチン接種を否定しません。5歳から11歳の接種率が20%に届かないところを見ると、保護者も慎重になっていると思われ、今回も同様に最終的には保護者の判断ですが、しかし、乳幼児の場合、軽い副反応であっても体への負担が大きく、また今の長期的な安全性のデータ、担保がない中での接種は慎重になるべきだと思います。せめて接種券については、埼玉県が差し支えないと言っている申請方式にしていただけたらと思いましたが、一斉発送をするというご答弁でした。
次に、オミクロン株BA4-5対応の2価ワクチンについてですが、ヒトでの臨床試験データがないままに承認されているため、その安全性に疑問があります。こちらも私は怖くて賛成できません。
以上の理由から、本予算には賛成できません。