田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2021年12月

過日書いた以下の記事について、

「議場でディスられ、怒鳴られました」

本日12月議会最終日開会前の全員協議会で一応決着をみました。
しかし、決して納得がいくものではありませんでした。

休憩中の狼藉には地方自治法第133条に基づく処分要求はできないということなので、
「処分要求書」を「要求書」に書き換え、
二人の議員からの私への「謝罪と再発防止を要求する」として、議長に提出しました。


しかし、全員協議会の冒頭で議長が「二人の議員から発言の申し出がありました」と言い、
二人の議員がそれぞれ議場での言動について謝罪したのですが、
うち一人の謝罪は「神聖なる議場で大声を出したこと」についてのみの謝罪でしたから、
私を罵倒したことについての謝罪を改めて口頭で要求しましたが、
議長もほかの議員もそれ以上は必要ないということで、
結局当該議員からそれ以上の発言はありませんでした。
そのあと、議長が今後こういうことのないように、と一応再発防止には触れたのですが・・・


そもそも、いきなり二人の発言からはじまって、まるで二人が自主的に謝罪したように見せていることがおかしい。
私の「要求書」には1ミリも触れない。要求書を出さなければやり過ごしていたはず。
「要求書を出したことをほかの議員のみなさんに報告しないのですか?」と聞いたら、
「それは私(議長)宛だから」と。
「ですから、議長から要求書に書いてある私への謝罪と再発防止についての言及をさせてください」とお願いしたのですが、議長は、
「そんなこと私に要求されてもね」
「○○議員にすればそれがすべてなんじゃないですか」
「田中さん、そんなね、100%納得できることなんてできないんだよ。」


う~ん、何か抗議してきた市民にも同じこというのでしょうか。


読者の方には読むのも不快だと思いますが、こういう出来事もあえて書いておきます。
というのも、裁判を起こしてから、いかに記録が大事かと言うことを思い知らされました。
ブログ、Facebook、日記、メモなどが「証拠」になります。
そして、自分にとってはどうでもいいと思うようなことが、
裁判官や弁護士からしたら重要なコトだったりするのです。
ほんと、「そこですか!?」って感じで(笑)



12月議会が閉会しました。
前のブログ記事を読んでいただければわかる通り、
今議会は不愉快なことがいろいろ起こりました。
実は今日も・・・それは次回書きます。

今日の採決では、全議案可決されました。
私は一般会計補正予算(第7号)と(第8号)に反対しました。

7号は、学校給食センターの調理を民間委託するための債務負担行為補正3億3000万円(R3~5)があり、
センター建替えを中止して以降、調理委託のみが進められているとは聞いていませんでした。
8号は、補正の全額約4億1000万が子育て世帯への臨時特別給付金のための予算ですが、
所得制限を設けていることと、事業の制度設計じたいおかしいこと、
国の方針が決まらず迷走したことを理由に反対しました。
決して子育て世帯の方に給付すること自体に反対したわけではありません。

反対討論を以下に載せます。
長いですが読んでいただき、私の真意をわかっていただければ幸いです。

第7号については、反対討論、賛成討論共に2人ずつ行うという、
日高市議会にあっては大変珍しいこともありました。


議案第53号 令和3年度一般会計補正予算(第7号)について反対の立場で討論いたします。

 本予算には、障がい児通所給付費の増額、新型コロナワクチンの追加接種にかかる費用等、市民の福祉、健康推進にとって重要な予算が計上されております。

しかしながら、債務負担行為補正のうち、学校給食センター調理等委託について述べさせていただきます。学校給食センターについては、老朽化が進んでいることから、新敷地にてPFI方式を導入することが最もメリットがあるとする整備計画が令和元年10月に教育委員会で承認されました。
 しかしその後、市の他の重要施策との調整を図る必要から、当面の間、厨房機器や設備を更新しながら現施設で調理を継続していくということになりました。議会がその説明を受けたのが令和2年の1月29日でした。しかしそれ以来約2年間、調理委託の話は聞いていませんでしたし、建て替えと委託はセットだと思っていたので、調理委託だけが単独で進んでいるとの認識が私にはありませんでした。

学校給食運営委員会では、今年の8月27日に特にご意見無く承認されたとのことですが、学校給食は児童生徒の成長と食育にとって重要ですから、保護者への説明会を開く、あるいはアンケートをとるなどして、事前に導入についての意見をきくべきではないかと思います。

文教経済常任委員会では、メリット、デメリットのご説明もありましたが、現時点で私は調理委託の是非を判断できません。よって、この債務負担行為補正を含む一般会計補正予算第7号には賛成いたしません。



議案第68号 日高市一般会計補正予算(第8号)について、反対の立場から討論いたします。

 本予算は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯を支援するための臨時特別給付金一人10万円の給付のうち、先行して一人5万円の支給を行うためのものです。

本市の支給対象となる0歳から高校3年生までのお子さんは8,200人、対象外となるお子さんは少なくとも350人と言うことです。

給付を受けられるご家庭は助かるでしょう。しかしながら、この事業自体、子育て支援なのか、困窮家庭支援なのか、経済対策なのか、目的がよくわかりません。何のための給付かわからなければ、効果も評価できません。

また、給付基準の設け方が適切ではありません。年収が960万円以上の世帯には給付しない所得制限が設けられていますが、世帯合計ではなく、最も収入の多い1人の年収で決まります。たとえば「1人で1600万円」では給付されず、「共働きで800万円ずつ」だと給付の対象になります。これについては2018年、財務省の審議会でも「世帯合算で判断する仕組みにすべき」との意見が出ています。

そもそも超少子化の日本で子育て世帯に所得制限をしていることがおかしいと思いますし、同じ自治体に住む子どもたちを差別することになりませんか。本市では国の基準以上の給付は考えていないとのご答弁でしたが、秋田県横手市、茨城県小美(おみ)(たま)()、県内では吉見町などは所得制限をなくし、全ての子育て世帯に給付金を支給するという報道がありました。

しかし今回のこの事業は、公平性が確保されず、子育て世代の分断を招き、本当に支援が必要な方たちに届かず、国民全体の納得感も得られない事業と言えます。ここ数日間の首相の発言の変化に職員はやきもきしていたと思います。まだわかりませんが、今後クーポンを配るようなことになれば、自治体職員の負担は大変なものになります。(※10万円一括支給になりました)

本予算に反対するのは大変心苦しいです。しかし、国民の多くが納得していない事業を、国の事業だからと地方議会がすんなり通していては今回のような混迷を再び三たび招くことになります。

 以上の理由から、本議案に反対いたします。


木曜日の本会議で副議会運営委員長に罵倒された件。

金曜日に地方自治法133条に基づき、議長に「処分要求書」を提出したのですが、
昨日議長に呼ばれ、休憩中の出来事なので処分要求はできないと言われました。
全国市議会議長会の見解だそうです。

第百三十三条 普通地方公共団体の議会の会議又は委員会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる。

議事の途中での「暫時休憩」って、トイレ休憩とは違うと思うんですけど、
今日の議長の話だと同じらしいです。

ほんと、法律も議長会も真面目な(自分で言うか😆)議員を守ってくれないな。

休憩中なら人を罵倒してもよいというのなら、今度歌でも歌っちゃおっかなー。

国立女性教育会館NWECフォーラム2021
全国フェミニスト議員連盟主催のオンラインワークショップ
「少数派女性議員へのいじめ・ハラスメントはこれだ!ー会員アンケート中間報告ー」に
パネリストとして参加させていただきました。

大倉紗江筑波大助教の緻密な調査結果報告
三浦まり上智大教授の素晴らしいコーディネート
江藤俊昭大正大教授の分析と対策
大変勉強になりました。

そしてハラスメントに悩みながらも頑張っている地方議員のみなさんと
有意義な時間を共有できました。
ありがとうございました。

裁判を起こして以降、私への嫌がらせはパタリと止んでいました。
しかし、今日(9日)私の一般質問の後に登壇した議員が、 質問の冒頭で、私が区長制度の見直しについて質問したことに対し、不規則発言をしたのです。
「8番議員(私の事)は区長をやったことがないからあんな質問ができる。(区長経験者である)私らがどんなに大変な思いをしてやってきたかわかってない」みたいなことをつぶやき出したのです。 私と私の質問を非難する明らかな不規則発言なのに、誰も止めない。 止めないどころか、みんな笑っているのです。何が可笑しいのか。
しばらくして議長が「○○議員、大変いいお話ですが、一般質問をしてください」と言ったのですが、この言い方も失礼ではないか。
1回目の質問が終わったところでやっと議会運営委員長が「暫時休憩」をかけ、冒頭の発言の取り消しを求めました。 その時、議長が呼んでいないのに副議長、副議会運営委員長が次々に壇上に歩いて行ったので、
私が「議長が許していないのに壇上に上がってはいけないんじゃないですか」と言ったら、 副議長は「うるせえな」と振り向き、副議会運営委員長は私の目前まで戻って来て、 「なんだってんだ。私ら議運なんだからいいんだよ。何でダメなんだ」みたいなことを巻き舌で怒鳴ったのです。
「会議規則に書いてあります」と返したら、「じゃあ持ってこい、持って来いってんだ」とまた大声で怒鳴りました。
距離は30センチもなかったと思います。
本当に信じられない光景でした。これこそ懲罰モノでは?
もちろん文書で抗議します。
閉会後、私の質問を非難した議員に「私の質問は議員としての考えに基づいて行いました。 壇上からあんなことを言われる筋合いはありません。謝ってください」と言ったのですが、謝っていただけませんでした。
もちろん文書で抗議します。
人に間違いを指摘したり、抗議したり、謝罪を求めることは勇気が要ります。私だってやりたくありません。よく「気にするな」「スルーしなよ」と言われますが、私は議員ですからスルーしません。 スルーしたい気持ちを奮い立たせます。 自分の怒りも表せないようじゃ市民の怒りを伝えられませんから。
ついでに書いておきます。私は区長をやったことはありませんが、 亡き父は区長を長く務め、区長会長もしていました。 苦労は知っているつもりです。
ー追記ー

第百三十三条 普通地方公共団体の議会の会議又は委員会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる。

10日に上記地方自治法133条に基づき、議長に「処分要求書」を提出したのですが、
13日に議長に呼ばれ、休憩中の出来事なので処分要求はできないと言われました。
全国市議会議長会の見解だそうです。

議事の途中での「暫時休憩」って、トイレ休憩とは違うと思うんですけど、
今日の議長の話だと同じらしいです。

ほんと、法律も市議会議長会も真面目な(自分で言うか😆)議員を守ってくれないんですね。

休憩中なら人を罵倒してもよいというのなら、 今度歌でも歌ってみようかと思ったりします。
議長はどうされるのでしょうか。(もちろん歌いませんが)

↑このページのトップヘ