学校運営協議会規則の改正について
― 学校運営に子どもの声を ―
日高市では、コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育を進めています。
コミュニティ・スクールとは、学校運営協議会制度を導入した学校のことです。
学校運営協議会は、校長を中心に、保護者、地域の方、
学校運営に資する知識や経験を持つ方たちが話し合って学校運営について決めていく機関です。
コミュニティ・スクールとは、学校運営協議会制度を導入した学校のことです。
学校運営協議会は、校長を中心に、保護者、地域の方、
学校運営に資する知識や経験を持つ方たちが話し合って学校運営について決めていく機関です。
日高市ではコミュニティ・スクール構想の初期の段階から先進自治体である三鷹市に学んできました。
その三鷹市教育委員会では、7月に学校運営協議会に関する規則を改正し、
学校運営協議会での協議では「児童生徒の意見を十分尊重するため、
児童生徒の意見を聞く機会を積極的に設けなければならない」と義務化しました。
その三鷹市教育委員会では、7月に学校運営協議会に関する規則を改正し、
学校運営協議会での協議では「児童生徒の意見を十分尊重するため、
児童生徒の意見を聞く機会を積極的に設けなければならない」と義務化しました。
三鷹市教育長が各学校に出した「通知」を見せていただきましたが、
「児童生徒が自ら学校の運営について考え、意見を述べることは、人間力、社会力の育成にも有用」
「校長が作成する方針等は児童生徒の意見も踏まえて作成すること」などとあり、 子どもたちの意見を本気で取り入れようとしていることがわかります。
これを参考に日高市の規則も改正できないか聞きました。
「児童生徒が自ら学校の運営について考え、意見を述べることは、人間力、社会力の育成にも有用」
「校長が作成する方針等は児童生徒の意見も踏まえて作成すること」などとあり、 子どもたちの意見を本気で取り入れようとしていることがわかります。
これを参考に日高市の規則も改正できないか聞きました。
Q. 学校運営について児童生徒の意見を聞く機会を設けるよう、規則を改正することについての考えは。
A. 現在の規則の第9条で「必要があると認めるときは関係者の出席を求めその説明若しくは意見を聴き、
または関係者から資料の提出を求めることができる」と定めていることから
児童生徒の意見も直接的に聴くことが可能。
アンケートや個別の相談の機会を通じて意見を把握し、
それを協議会に提案するなど間接的に聴くことも可能。
または関係者から資料の提出を求めることができる」と定めていることから
児童生徒の意見も直接的に聴くことが可能。
アンケートや個別の相談の機会を通じて意見を把握し、
それを協議会に提案するなど間接的に聴くことも可能。
今のところ改正は考えていないが児童生徒の意見や考えを尊重しながら
協議会ごとの実情に応じ対応していく。
協議会ごとの実情に応じ対応していく。
Q. 三鷹市では学校運営協議会制度を導入した15年前から、
「子ども熟議」と呼ばれるワークショップなどを通じて、
子どもたちと学校運営協議会が課題共有や相互理解を進めてきた。
「教育を受ける当事者である児童生徒の意見を踏まえた学校づくりをする」という理念は
日高市においても初期段階から浸透させてほしいが、見解は。
「子ども熟議」と呼ばれるワークショップなどを通じて、
子どもたちと学校運営協議会が課題共有や相互理解を進めてきた。
「教育を受ける当事者である児童生徒の意見を踏まえた学校づくりをする」という理念は
日高市においても初期段階から浸透させてほしいが、見解は。
A. 児童生徒が直接的に関係する課題、例えば制服、体育着の統一などについて、
児童生徒に幅広く意見や要望を聴くなど、可能な限り児童生徒の意見を反映させて
最適な学校づくりを進めていきたい。
児童生徒に幅広く意見や要望を聴くなど、可能な限り児童生徒の意見を反映させて
最適な学校づくりを進めていきたい。
<田中の見解>
3,6月議会で「校則」について質問しましたが、これはそこにも通じることで、
とにかく学校の主役、教育を受ける当事者である児童生徒の意見を聴かずしてものごと決めるな、
ということが言いたいわけです。
とにかく学校の主役、教育を受ける当事者である児童生徒の意見を聴かずしてものごと決めるな、
ということが言いたいわけです。
三鷹市の担当者に取材しましたが、「とにかくこれから『人権』が大事。
だから『子どもの人権』もしっかり保障していこうということで、
「意見を聴くことができる」という『できる規定』ではなく、
「聴かなければならない」とはっきり書きましょうとなった」とおっしゃっていました。
だから『子どもの人権』もしっかり保障していこうということで、
「意見を聴くことができる」という『できる規定』ではなく、
「聴かなければならない」とはっきり書きましょうとなった」とおっしゃっていました。
子どもの権利条約では、子どもを権利の主体と位置づけ、意見を表明する権利を保障しています。
「赤ちゃんが泣くのも意見表明」
「こうしたい、こうしてほしいが言えなくても、嫌だ!と言うだけでも意見表明」
と以前学習会で習いました。
「赤ちゃんが泣くのも意見表明」
「こうしたい、こうしてほしいが言えなくても、嫌だ!と言うだけでも意見表明」
と以前学習会で習いました。
義務教育学校は9年間あります。
子どもの発達段階に応じた意見の聴取をしていただきたいと思います。
子どもの発達段階に応じた意見の聴取をしていただきたいと思います。