田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2021年02月

質疑通告を終え、お昼は「まるさんかくコーヒー」で。
一品一品が丁寧に作られていて美味しい。

まるさんかく




テイクアウトのコーヒーを淹れてもらい、
午後は「みんなの会in日高のおしゃべりサロン」へ。
非常事態宣言下、大っぴらに「来てくださーい」とも言えず、
女性4人男性3人のこじんまりとした会でしたが、
コロナワクチンと男女平等の話題でおおいに盛り上がりました。

お互いの意見を尊重しつつ、あれ?と思う意見には「でもそれはもしかしたら…」と
やんわりと修正していく雰囲気がまさしくサロンでした!

例えば、一人の男性の参加者が、

高収入の男性と結婚した身近な女性の生活について、
「一生幸せに暮らせる」「そういう女性はあえて外で活躍しようとしたりしない」と表現したさい、
ほかの参加者が「でもそれはもしかして本人も周りも無意識にそう思わされているのかも」
と疑問を投げかけました。

その男性は普段からジェンダー平等について敏感な方なのですが、
身近な事例に対してはそういう見方をしてしまうようでした。
そこには彼なりの愛情や苦労させたくないという思いがあったのかもしれません。
でも、やはりどこかに「女性の幸せは男性しだい」という刷り込まれたものがあったのではないか。
知らぬ間に刷り込まれたものは意識的に修正、アップデートしていかないとですね。

人と話すことは気づきを与えてくれます。
コロナ前に完全には戻れなくても、気兼ねなく人と会い、話す時間が持てる日が待ち遠しいです。


サロン
2021.3 質疑通告書_page-0001
2021.3 質疑通告書_page-0002












5日は広域飯能斎場組合議会2月定例会でした。
提案された令和3年度一般会計予算と公平委員会委員の選任は
いずれも全会一致で可決されました。

一般質問は私を含めて女性議員3人が行いました。

大先輩議員によると、組合議会では一般質問はしないのがふつうなんだそうです。
それに今はコロナ感染予防のため、会議時間を短縮すべきだと。
代表者会議でも議長から「コロナですから、、、ご配慮を」と
暗に一般質問を遠慮してほしい旨の発言がありました。

しかし、斎場の課題は多いのです。
多死、葬儀の多様化、プライバシーへの配慮、斎場の老朽化、環境へ配慮、コロナ対応・・・

そして昨日の一般質問は、私を含め3人の女性議員が行いました。
議案質疑をしたのも4人全員女性議員でした。
前々日の森喜朗東京オリパラ組織委員会会長の
「女性のたくさんいる会議は時間がかかる」「わきまえない女性」発言の後だけに、
「私たち、わきまえない女だから、会議長くしてごめんなさいね」と笑い合ったりしました。

狭山市、飯能市の女性議員の一般質問は「斎場のあり方」の検討状況ついてでした。
飯能斎場は、2030年代には増える火葬需要に応えられなくなり、
2040年代には建物自体が寿命を迎えるこことがわかっています。
それををどうするか、ここ数年、専門家のアドバイスも受けながら
構成市の担当者と事務局で年に4~5回の「あり方」検討会を重ねてきていますが、
お二人の質問への答弁は「検討中」を繰り返すばかりで、
移転新築なのか、現地建て替えなのか、廃止して補助金を出し、他の斎場にお願いするのか、
構成市の費用負担はどうするのか、積み立てなどはしないのか・・・
具体的な答弁はなく、進捗状況がつかめませんでした。

私の質問は、コロナで亡くなられた方の火葬や拾骨への対応についてと
斎場職員がコロナ感染した場合の業務継続についてでした。

飯能斎場では、「国の緊急事態宣言の発効に伴う当組合における新型コロナウイルス感染防止対策の方針及び対応について」を策定し、それに基づき運営しています。
現在コロナで亡くなられた方の火葬については特定の時間を設けていますが、
感染予防の観点から通夜や葬儀は行えません。
霊きゅう車や霊安室も利用できず、拾骨も要望すれば立ち会えますが、
基本、業務委託職員が行って遺族に引き渡します。

職員はご葬家に気を遣う業務に感染防止対策が加わり、本当に大変だと思います。


しかしながら、厚生労働省と経済産業省の
「新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン」では、
通夜・葬儀は「遺族等の意向を踏まえて執り行うことを検討をしてください」
納棺や搬送についても「非透過性体納袋に収容・密閉されていれば遺体への感染対策は必要ない」
拾骨についても「遺骨に対する感染対策は必要ない」とあり、
利用者同士の接触・感染対策がしっかりされれば、遺体や焼骨への過度な対策よりも、
遺族の意向に沿えるよう検討すべきではないかと質問しました。

答弁では、感染防止を徹底して安定的な火葬業務を行うためであり、
当施設の現状からできないこともあるということでした。
当施設の現状とは、つまり、動線や換気、プライバシー保護などが
十分行えないという構造上のことと私は理解しました。
このような面からも「あり方」検討は重要になってくると思います。

一方、斎場職員は飯能市、狭山市、日高市から1名ずつ出向した3名のみなので、
もし職員がコロナに感染したら、たちまち業務に支障が出てしまいます。
そのときどうするのか。
各市に対策(バックアップ)を依頼してあるというのですが、
具体的にどこから誰を何人派遣するとか、出向経験職員とは話をしてるとか
こちらも具体的な答弁はありませんでした。
早急に検討し、事務局とも共有すべきではないでしょうか。

私はこれまでにも、環境影響調査の実施やホームページの改善について質問をしてきました。
そして環境影響調査費を予算計上していただき、
ホームページにはコロナ対応の記事や
組合議会の議事録などを載せていただけるようになりました。

誰もがお世話になる斎場。
遺族や関係者として利用するときには傷心を抱えている斎場。
だからこそ少しでも良い場所にするために、
議員として関わらせていただいた2年間でした。

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先日、議会事務局から、2月1日に急遽全員協議会を開くというお知らせが来た。 いやな予感しかない。
案の定、3月議会の一般質問をやめる方向の話し合いでした。
議長「副市長より、新型コロナワクチン接種への対応に市をあげて取り組んでいくため、できれば所管の健康推進部への一般質問は控えていただきたいとの連絡がありました。また、お隣の飯能市議会では一般質問の中止を決定したとのことです。この二つをふまえた上で、皆さんのご意見を伺いたい。」
松尾議員「執行部の負担軽減は考慮すべきと思うが、中止というのはどうなのか。議員の権利もあるので、議員個々の判断でよいのでは。」
共産党議員「執行部の負担軽減に配慮しながら議会の権能も保つやり方を望むが、難しい。判断ができない。」
そのほかの議員は全員「やめたほうがよい」でした。

私は反対しました。

昨年の3月、6議会は一般質問中止、9,12月議会は持ち時間を30分に短縮して行ってきました。ほぼ一年間、市政への指摘、市への提言を十分に行えていないと考えます。
議会の目指すところは「住民の福祉の向上」です。
一般質問もそのために行います。
それを中止するということはどういうことなのか、もっと考えるべきではないでしょうか。

いつもならここで多数決で「やらない」と決定するところですが、
今日はなぜか採決はせず、議員個々の判断ということになりました。
そもそも全員協議会で「採決」することはおかしいですけど。

中止にはならなかった!!

しかしその後、「コロナ関係の質問はしないということにすべき」という意見が出され、「副市長からもお願いされている。これはよほどのこと。やめるべき」という意見が大勢でした。

私はこれにも反対しました。

今市民が一番知りたいことはコロナ対策、ワクチン接種への対応です。それを「するな」と?
昨日のブログにも書きましたが、国の決定が遅いせいで接種実地主体の各自治体が大変なことは重々承知していますし、私も質問すると決めているわけではありません。しかし、議会自ら質問封じをする必要はないと思います。

「市がどんなに大変なのかこの人はわかってない」
「市民の命を守ることに全力を尽くすべきときなのに」
とも言われましたが、これもなぜか多数決をとらず、
議員個々の判断ということになりました。

議員にはそれぞれの考えがあります。市民の負託を受けています。
意見を尊重していただき、感謝いたします。

これらは、議会BCP(業務継続計画)にも通じることで、非常時に業務の縮小停止を念頭に議会運営を考えるのではなく、可能な限り業務継続をするための議会運営をするべきではないかと。

また、傍聴自粛要請や委員会傍聴禁止をするなら、
早急にモニターの設置や、より広い場所での開催をするべきでしょう。

3月議会には開かれた議会のための議会基本条例案も出ることですし。

議会基本条例と議会BCPについてはまた改めて書きたいと思います。

27日、全員協議会が開かれ、新型コロナワクチン接種について、
準備内容や予算の説明が以下のようにありました。

全市民約56,000人に2回の接種。無料で受けられます。
開始時期は、医療従事者が2月下旬から、65歳以上が3月下旬から、その他4月以降
接種券(クーポン)を個別に郵送。
接種場所は医師会と調整中。

保健相談センターにワクチン接種推進担当を新設し、6人のチームで対応する。
相談窓口(コールセンター)などを設置する。

早急に準備を進めるため、6,756万3,000円の予算は議会の議決を待たず市長が専決。
(全額国費)

これまでにない大規模な予防接種です。各自治体ほんとうに大変だと思います。


テレビやラジオ、新聞、ネットでも今やワクチンの情報があふれていますが、
「あなたはワクチンを打ちますか」というインタビューやアンケートでは
「一刻も早く打ちたい」という人がいる一方で、
「安全性がわからないので当分打たない」とか「副反応が怖いので打たない」という人も多く、
医師でも打ちたくないという人が4割もいるといいます。

ワクチンを打つメリットは、当然、免疫を獲得して感染を防ぐこと。
一方、デメリットには、ワクチンによる副反応、出かけるリスクなどが挙げられます。
7割程度の人が接種しないと集団免疫ができないといいますから、
多くの人が打って大衆免疫を得るのがいいのでしょう。
しかし、副反応は一定の割合で必ず起こります。それは避けられません。
ワクチン接種は「努力義務」なので、打つか打たないかは自己判断になります。
メリットが上回ると判断すれば打つし、デメリットが大きいと考えれば打たない。 それは誰かに決めてもらうのではなく、同調圧力に押されるのでもなく、
自分で決めなければなりません。
小さい子どもについては親が判断することになります。

その判断は、行政機関や医療機関が正確なデータや情報を開示しなければできませんが、
その準備が国にできているのか、国会の様子を見ていると不安しかありません。
国のやることが遅すぎて、実施主体である市区町村では手探りの準備が進められています。
接種前に相談できるの?
乳幼児にも必要なの?
RNAワクチンの安全性は?
副反応被害に遭ってしまったらどうすればいいの?
判断に際しては、情報を求めて問い合わせすることも必要かもしれません
市でコールセンターも設置するようなので活用してください。
そのうえで接種するかしないかは自分で判断すること、
そして他人の判断を批判しないことが大事です。

関東大震災の後、小出裕章さんの講演会で会場から 「今度原発が爆発したらどこに逃げたらいいですか。先生が教えてくれるところに逃げます。」
という質問が出ました。
小出さんの答えは、「そういう人まかせ、この人が言うなら間違いないと
盲目的に従うことが一番危ない。」というものでした。

あの有名人が受けたから、近所の誰々さんも受けたから・・・
受けないと何か言われそうだから・・・
ではない判断を。
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