田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2020年10月

21,22日の2日間、第25回清渓セミナー@日本青年館ホテルに初めて参加させていただきました。

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1日目は
こどものまちのつくり方 明石市長 泉房穂氏
少子化対策の現状と課題 ジャーナリスト 小林美希氏
少子化、地方創生、地方自治 福知山公立大学地域経営学部准教授 杉岡秀紀氏
住民自治組織とデマンド交通 三和地域協議会事務局長 岡部成幸氏

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2日目は
〈パネルディスカッション〉 
宝塚市長 中川智子氏、
犬山市議会前議長 アンソニー・ビアンキ氏、
東北福祉大学特任教授 福岡政行氏
新型コロナ拡大と今後の地域経済 城南信用金庫顧問 吉原 毅氏
民主主義とメディア 東京新聞記者 望月衣塑子氏

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明石市長のお話を聴くのは3回目なのですが、毎回テンションが高すぎてついていくのが大変。
前市長の駅前再開発計画を変更し、一等地に図書館や児童相談所をつくり、
児童相談所職員育成のための研修センターまでつくってしまう。
犯罪者の更生を市が見守り、離婚後に払われない養育費を市が立替え、
店舗などが障がい者のためにスロープや筆談機を導入する費用を補助し・・・
数々の政策の先進性はみなさんが知る所ですが、
泉さんは「明石でできることは必ずみなさんのまちでもできる」と言い切ります。
そして、先進的と思われる政策もすべて欧米でスタンダードになっていること。
それらはいずれ必ず日本でも標準装備になる。
ただなかなか国がやらないだけ。だから明石からやる。
本当にこちらも熱くなってしまうほど熱のあるお話でした。

犬山市議会の取り組みは「市民フリースピーチ」と「議員間討議」。
市民が議場で意見や提案を述べ、それを議員たちが討議して市への提言にしていくというものです。
たとえば、小学生の女の子が述べた「制服はなぜ男子はズボンで女子はスカートなのか。私はズボンをはきたいのに。」という疑問に対して、
議員間で協議し、「LBGTの問題も絡むので、次の議会で〇〇議員が一般質問し、答弁を検討しよう」となり、
その一般質問への答弁に対して、全員協議会や委員会で検討し、
最終的に「議会の意見」としてまとめ、教育委員会に提言していく。
市民一人、議員一人の意見は小さくても、議会としての意見になれば重い。
そして実際に制服は選択できるようになったという。
ニューヨーク出身のビアンキ前議長の議会改革は「市民参加」改革と言えます。


望月衣塑子さんのお話はまさに旬の「日本学術会議」問題。
オーバーアクション、早口、エネルギッシュ。正義感にあふれています。
印象に残ったのは、記者会見で当時の菅官房長官からさんざん邪見にされ、
「あなたに答える必要はない」とまで言われたけれど、
市民が抗議の声を上げてくれたことで質問妨害がなくなった。
みなさん、おかしいと思ったことには声を上げましょう、と言ったことです。

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豪華な講師陣と中身の濃いお話ばかりで書ききれません。
しかも資料一式電車の中に置き忘れるというドジをふんだので参考しながら書けない。
(そしてみつからない涙)
今晩は思い出して反芻しながら寝ます。

会場では、セミナー実行委員長の愛知県日進市の白井えり子議員はじめ、
私への議員辞職勧告への抗議に賛同してくださった方や、
記事を読んだよという方もいらして、また出会いと繋がりをたくさんいただきました。

2020.10.22 清渓セミナーにて

日高市議会議員の田中まどかです。
いつも読んでくださりありがとうございます。

足を踏まれたら、踏まれたままでは痛いので声を上げます。

11月21日(土)会場で、オンラインで、ぜひご参加ください。 お問い合わせは  tamosaku2020@gmail.com  までお願いします。
11.21イベントチラシ

議会報告会とサロンを開きます。
9月議会のこと、そのほかいろいろみなさんとお話できたらと思います。 お気軽においでください。
田中まどか議会報告会
10月25日(日)10:00~11:30
日高市高萩北公民館 大集会室
みんなの会おしゃべりサロン
10月30日(金)13:30~15:00
日高市総合福祉センター高麗の郷 会議室C

市議会通信vol.19をポスティング中です。
一部の地域の方には市内郵便でお届けしています。


田中まどか市議会通信19表

田中まどか市議会通信19裏

市内で最近立ち上がった「週刊金曜日読者会」にお招きいただいていた、
まさにその時!夫からメールが。 「君の記事がYahooニュースの下~のほうに出てるよ」

「週刊金曜日」10月2日号に私の辞職勧告決議についての記事が載ったのですが、
それがネットニュースで流れました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/92fac6ce334767a1c359b5cb1bdac7088654998a?fbclid=IwAR1_ICeiEE99F2LqC895AFTthrICjEIZeN3CjUrV9q-Va9ysg7J6sraNSTI

これまで理不尽というか、くだらない嫌がらせをさんざん受けてきましたが、
そのたびに、

「同じ土俵にのるな」
「嫌がらせなんてスルーしなさい」
「もっと上手にやりなさい」
「逆らうエネルギーを政策に使いなさい」

支持してくださる方の何人にも言われました。
ご意見ごもっともです。

でも‼️ 議会の本分を忘れた議会、人権意識のない議会、超時代錯誤の議会の土壌をなんとかしない限り、
女性議員も市民派議員も増えません!なっても続けられません!

だから私は声を上げ続けます。議員仲間や応援してくださるみなさんとともに。 ネットニュースは消えてしまうので、以下に記事を載せます。

埼玉県日高市の田中まどか市議会議員(60歳)が、市の予算案を「目玉事業も新規事業もなく、わくわく感がない」などと批判し、予算審議中に予算書も開かず質問もしない同僚議員を「何もせずに座っているのはお辛いことでしょう」と皮肉る論評をインターネットで発信したことが、議論を呼んでいる。今年3月、「事実に反する情報発信をした」「他者への侮辱だ」「名誉毀損にあたる」などと認定され、議会多数派によって議員辞職勧告決議を受けた。  これに対し全国の女性地方議員や元国会議員ら176人が「感想や意見の発信にすぎない。決議は正当な議員活動への妨害だ」と抗議。8月には市民ら1618人が「異なる意見を数の力で排除するものだ」と決議撤回を求める請願を出す事態に発展したが、これも9月24日の本会議で否決された。  当選4回、前回選挙でトップ当選している田中議員は昨年3月にも「議員控室への議員以外の原則入室禁止という慣例に反して市民を出入りさせ、フェイスブックでこの慣例を批判した」などを理由にした問責決議を受けている。  今回の辞職勧告決議では、冒頭2項目のほか、昨年10月の議員活動報告に掲載した自作の4コマ漫画も問題にされた。学校給食センターの建て替え計画について「もっと市民の声を届けよう」と呼びかける記事に付けた。日頃の活動で市民の苦情を伝えても「初耳です」などと答えられた様子を描いたが、これが決議では「市職員が誠実に市民に対応していないとの誤解を招く」「市職員に対する名誉毀損にあたるとの指摘を受けた」ことになっている。  田中議員は「発信しているのは事実そのものと私の意見。市民と交流し、行政を監視するのは議員の仕事です。漫画についても職員や読者から苦情はない。予算書を開かなかった隣の議員は私の質問中に『早く終わらせてくれよ』と逆に妨害している」と反論。法的拘束力のない議員辞職勧告には従うつもりもない。が、支持者らは「地域ボスが支配する議会の不合理に立ち向かう田中さんを孤立させていじめている」と心配する。 【「こんな人いらない」と長老】  昨年の問責決議案、今回の議員辞職勧告決議案とも提案者は当選7回の長老、吉本新司議員(75歳)。自宅で経営する居酒屋を記者が訪ねると、「少々酒が入っている」としながらも「飲んでなくても言うことは同じ」と本音を語った。 「俺が侮辱された『隣の議員』。予算書を開こうが開くまいが大きなお世話」としたうえで、予算書も含めふだんから勉強して読んで頭に入っていることを説明。「彼女の発信は市議会全員協議会で決めたソーシャルメディア・ガイドラインに違反する。女は女らしくかわいらしく、みんなと合わせてくるのならわかるが……」と語り、4日後の記者の再訪問時にも「本当の話だ」と発言内容を再確認してくれた。吉本議員は田中議員の辞職勧告決議案への質疑に対する答弁でも「こんな人は日高市にはいらない」とまで言いきっている。  議会多数派の中にも「吉本議員の意見が議会を代表しているわけではない」と指摘する人は少なくないが、決議採決では退席2人、反対2人、賛成10人。田中議員のネット発信の中の「日本全国探してもこんな決算特別委はない」などの表現を多くの議員が「品位に欠ける」と非難するが、記者の取材に「事実に基づかない記述」を明確に示せた議員はいなかった。  山田一繁議長は全国各地の女性議員からの抗議申し入れに「本決議案は適正に提出され、適正な手続きを経て採決し……法的に瑕疵がなく、問題ない」と回答したが、そもそも採決にあたって当事者である田中議員に反論・弁明の機会さえ一切与えていない。このことも含め、法治主義における適正手続きのあり方としては、「瑕疵がない」とは言えないのではないか。 (本田雅和・編集部、2020年10月2日号)

2020年3月議会で可決された「田中まどか議員に対する議員辞職勧告決議」について、あらためて時系列で短く書いておきます。

2020年3月17日 
議会最終日、Y議員から緊急動議で「辞職勧告決議案」が提出される。
決議の理由は、私の議会報告紙やSNSでの発信が、日高市議会「日高市議会ソーシャルメディアの利用に関するガイドライン」に違反し、市議会の信用を失墜させ、市政をも侮辱するものであったということです。具体的には、下記の5つ。
1.予算審議や決算審議で質疑する議員が少ない事を「何もしなかった」と決めつけた。
2.議会報告紙に載せたマンガが市職員に対する名誉棄損にあたる。
3.予算に対し「わくわく感がない」と書いたのは市政への侮辱に当たる。
4.台風被害に対し「また土木業者が儲かる」と書いたのは業者への誤解を招く。
  (これは私は書いていませんので削除を申し入れましたが対応いただけませんでした)
5.コロナ対策として一般質問取りやめや傍聴規制をしたことを批判したのは市民の命を危険にさらす行為である。

決議の採決にあたり、私の議場での発言(弁明)は許可されませんでした。

3月30日
近隣の女性議員4人が、全国の地方議員ら176名の署名とともに、この辞職勧告に対する「抗議と撤回の決議を求める要請文」が議長宛に提出され、毎日、読売、朝日、埼玉新聞の地方版で報道された。

4月15日
議長から、「決議案は適正に提出され、適正な手続きを経て採決された。法的瑕疵はない。」という趣旨の回答が届く。

8月14日
市内外1618名の請願者から「田中まどか議員に対する議員辞職勧告決議の撤回を求める請願」が提出された。

9月7日 
議会運営委員会に付託された請願が審査された。賛成1、反対4で不採択。反対討論はなかった。

9月24日 
議会最終日、本会議において請願審査。賛成2、反対11、退席1で不採択。

という経緯をたどっていますが、詳しいことと、私の意見や思いは、下記ブログをお読みいただけたらと思います。


―辞職勧告決議―起こったこと、思ったこと(4月14日)
http://madmakochan.livedoor.blog/archives/5848421.html

請願不採択―請願審査のあり方を問う(9月14日)

http://madmakochan.livedoor.blog/archives/6816803.html 
           

9月議会最終日。決算、請願、意見書案(9月25日)

http://madmakochan.livedoor.blog/archives/6883967.html

 



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