田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2020年07月

広域飯能斎場(構成市:飯能市、狭山市、日高市)は、
4月に「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う火葬受付等の方針及び対応について」を策定し、
この間、それに基づいて利用者の人数制限やソーシャルディスタンス確保、
霊柩車への利用者同乗禁止、コロナ感染症で亡くなられた方の火葬などについて
対応をしてきました。

普段からご宗家、利用者に気を遣う職場ですが、
加えてのコロナ対応、ほんとうに大変だと思います。

先日はご葬儀で利用された日高市民から、
もっと消毒液の設置場所を増やした方が良いのでは?
というご意見をいただいたので、事務局へお伝えし、すぐに対応していただきました。
利用者も神経質にならざるを得ない状況だということです。

今日の議案は、令和2年度一般会計補正予算(第1号)と、
令和元年度一般会計歳入歳出決算の認定でした。
2議案とも全会一致で可決。

一般質問は3名。
私は斎場の公式ホームページの掲載内容や更新頻度について
改善を求める質問をしました。

現在のホームページには、新型コロナウイルス感染症対策など
利用者が知りたい情報、時機にかなった情報が掲載されていないこと、
また、議員名簿や議事録など組合議会に関する情報が掲載されていません。

飯能斎場は老朽化が進み、施設の延命化を図るのか、
新たに建設するのか、今後のあり方について現在検討が進められています。
今後火葬件数は増え、ピーク期となる2036~2040年には
現在の1.4倍(4,000件超)となる見込みで、現在の炉数では対応できません。

将来建て替えになる可能性が高いですが、莫大な費用がかかり、今後の意思決定は重要です。
それも含め、斎場運営についてどんな話し合いがされているのか、
意思決定の過程はどうなのかなど、
情報公開度を高めることは、行政として、議会として重要と考えます。
ホームページはその情報伝達の役割を担います。

管理者の大久保飯能市長からは、
改善に向け前向きに検討するとのご答弁をいただきました。

今議会から、飯能市の議員3名が新任し、新たに人事が決まったのですが、
議会運営委員は4名全員女性(もちろん委員長も女性)、
今回の一般質問は3名とも女性、
そしてこれはたまたまですが議事録署名人3名も女性で、
ちょっとうれしい気持ちでした。

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今日は降らず照らずのポスティング日和でしたが、
蒸し暑くて、30分も歩くとシャツがびっしょり。
水筒の水はすぐに無くなります。

でもあちこちで花や果実を愛で、休憩は河原で水に足を浸す。
こんな気持ちの良いポスティングができるのも日高の環境の良さゆえです。

いちぢく
                友人の家の庭のいちぢく

キウイ
                  川沿いのキウイ

今日は照っていないからか、庭仕事や畑仕事をしている人が多く、
いろんな方とお話できました。

通信はこちら↓

田中まどかの市議会通信vol.18表最終_page-0001

田中まどかの市議会通信vol.18裏最終_page-0001
ご意見お待ちしています。


国の第二次補正予算を受け、6億8,838万5,000円の補正予算が審議され、
全会一致で可決されました。
主な事業は、

【ひだかニコニコ応援券 2億1,275万円】
13,000円分の商品券を10,000円で購入できるプレミアム付商品券を
15,000セット発行します(プレミア率30%)。
1人2セットまで購入できますが応募多数の場合は抽選。広報ひだか等で周知します。
低所得の方でも購入できるよう、分割購入を検討したか質疑しましたが、
令和元年に住民税非課税の方や子育て世帯対象に発行し、
20,000円分を4,000円単位で5分割購入できたプレミアム付商品券では、
1人当たりの平均購入額が14,740円だったので、今回は分割しなかったという答弁でした。

【認定こども園や学童保育室への保育料の減免分の保障 4,684万6,000円】
登園自粛や学校休業により、その間の保育料の日割り計算による減免等が行われました。その分を補償します。答弁によれば、認定こども園の登園率は4月7%、5月9%、6月55%。学童保育室の利用率は4月23%、5月21%、6月43%。感染症拡大を予防するため、子育て中のご家庭に協力していただけたことに感謝いたします。
【8月の学校給食費の無償化 845万1,000円】
今年は夏休みが短縮され、8月後半は午前中授業があります。
その間、給食センターの機器更新や点検のため、
牛乳、パン、デザートなどの簡易給食となりますが、その分を無償とします。
普段の日高市の給食は米飯中心のせいか、6月の簡易給食の時もパンが続くと
「ごはんが食べたい」という子が多かったそうです。
また半月、ちょっとがまんをお願いします。

【児童生徒全員にタブレット型端末を購入 4億240万5,000円】
感染症の第2波に備え、学びの保障のため、全児童生徒にタブレット型端末を購入。
授業や家庭学習に活用します。
本来なら令和5年までに完了させるはずだった「1人1台端末整備」が
新型コロナウイルス感染症対策でいっきに前倒しされました。
国費が約3億3,500万円ですが、市の財源も6,700万円以上使います。
教育的効果が充分得られるよう、教員の研修や保護者への情報提供を行うという答弁でした。

【図書館と子育て総合支援センター「ぬくぬく」に本の消毒器を購入 206万8,000円】
安心して図書が借りられるよう、6冊同時に殺菌できる消毒器を置きます。
しかし1台100万もするので、貸出数が多い図書館と同じスペックのものが
「ぬくぬく」に必要なのか疑問だったのですが、
ぬくぬくでは本だけでなくおもちゃや積み木にも使うとのことです。

【自主防災組織へ非接触型体温計や備蓄用マスクの配付 727万8,000円】
第2波に備え自主防災組織に上記の物資を配布します。

【地域の公共交通事業者に支援金支給 179万円】
バス事業者5事業者に160万(16系統×10万円)、
タクシー2事業者に19万円(タクシー19台×1万円)。
これは金額的にどうなのか?
公共交通への支援はぜひ国にお願いしたいところです。
(6月議会で私が提案した意見書案にも盛り込みましたが否決されてしまいました)

国の2次補正で示された日高市に交付される
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の限度額は4億979万5千円。
今回の事業に使ったあとも9,200万円ほど残っています。
引き続き感染症対策に有効な事業を検討していただきたいと思います。

都知事選の間も、小池さんは「夜の街」「夜の街」って連呼していたけれど、
夜の街で飲み歩く人たちのおかげで育った私としては、
夜の街が悪者扱いされているのは居心地が悪いし、ちょっと腹も立つ。

今言われているのは暗に「接待を伴う」キャバクラや
ホストクラブを指しているらしいけれど、
そういう店だって経済をまわし、人を癒し、
社会の活力を生んでいるのではないですか。
(キャバクラもホストクラブも行ったことないのですが^^;)

 

うちの母は10年前まで、40年間焼き鳥屋をやっていて、
自宅から1駅先の駅前の店で、昼はパートのおばちゃんと仕込みをして、
夜は一人で切り盛りしていた。
10
人くらい座れるカウンターと、45人しか入れない部屋しかない小さな店。
1
時間に1~2本しかない電車を待つ間に
ビール1杯と焼き鳥3本みたいなお客さんが多かった。
部屋を予約するのは、市役所の人か学校の先生か病院の職員さんたち。
冬になると名物の大根の煮込みを近所の主婦が鍋を持って買いにきたりした。

ザ・昭和な店。

私が小学生のころは、母が昼も夜もいないことが寂しかった。
父は鉄道員で泊りの勤務があったから、面倒見てくれたのは祖父母。
でも祖父母は仲が悪くて家の中の雰囲気はあんまりよくなかったから、
妹と遊んで気を紛らわしてた

たまに仕込みが早く終わって、学校から帰った時に母がいたりすると
嬉しくてまとわりついた。すぐにまた店に戻るのがわかっているから。

高校生、大学生になって、電車の乗り継ぎがうまくいかなかったりすると、
母の店に寄ってちょっと手伝ったりもした。
もちろん店内は酔っ払いばかりで、たまにはイケスカナイオヤジもいたけど、
たいがい優しいお客さんだった。

「この人たちの飲み代でお前は育ったようなものだから感謝しなさいね」
と母はよく言っていた。(もちろん父の稼ぎのおかげでもあるが)

母の店は「接待を伴わない店」だ。
なにせ一人だから、常連さんだとカウンターに一升瓶置いて
「勝手にやって」っていう雑な接客だったし、グダ巻く客は追い出した。


でも母の店の両隣には「接待を伴う」バーやスナックがあって、
小さい頃から、きれいなホステスさんとかちょっと怖そうなママさんとか、
クセのありそうなバーテンダーとかしょっちゅう見ていて、
店のマッチ箱なんかもらったりしていた。いかにもそのスジのお客さんもいた。
だから映画などにそういう人たちが出て来ると妙に親近感をおぼえてしまう。

ばー

夜の街ってひとくくりにダークなイメージで言わないでほしい。
接待を伴う=高リスクではあっても、働いている人にとってそこは仕事場だし、
だれもが生活のために働いている。
子どもを預けて働いている人もいる。
家や夜間保育所で待っている子どもたちは、
寂しくてもそれを受け入れて過ごしているのでしょう。

都は夜の街を悪者にせず、リスクのある業種を指定して休業させ、
補償すればいいのでは?と思う。
都会だと補償額が桁違いなのはわかるけど・・・

小池さんも、毎日感染者100人超える中で2期目に入ったのだから、
「夜の街」連呼と対策放棄はやめてほしい。

・・・と、埼玉から思う今日このごろなのでした。

 

うちの母はATMを使ったことがない。
キャッシュカードを1枚も持っていないのだ。銀行も郵便局も全部窓口を利用する。

商売をやっていたころは、よく銀行員を呼び出して
その日の釣銭用の小銭を持ってこさせていた強者である。
埼玉医大でも、私がつき添えない時は支払機ではなく窓口で会計しているらしい。
母が使えるのはPASMOと何かの拍子に作ったまるひろ百貨店のクレジットカードだけだ。
 

最近、母とよく行くスーパーがセミセルフレジになった。
タッチパネルも使えないので「もう買い物もひとりではできなくなる」と嘆く。
いやいや、レジは現金使えるんだからタッチパネルくらい覚えなさいよと思うがそんな気はないらしい。
 

夕食の時、「そう言えば電話帳もなくなるんですってね。
懐かしい人たちの電話番号も調べられなくなるのね」
と母にしては珍しく寂しそうに言った。母の知り合いの多さと長電話は有名だ。

そして母らしく言い放つ。
「スーパーも電話局(!)も、こんなにお金を持っている人に
お金を使わせなくするなんて、バカね!」

高齢者でも私なんかよりずっとIT機器を使いこなしている人は大勢いるけれど、
コロナの影響もあってICT化がさらに加速していくと、
楽しみを奪われる高齢者が増え、母の言うように事業者も消費者を逃すことになるのだろうか。

まあ、母が買うものなんてたかが知れているけれど。

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