今日、市議選の収支報告を選挙管理委員会に提出してきました。
(収支報告では、お菓子などの寄附も現金換算して計上します)
今回の私の選挙方法。
選挙カーを使いませんでした。0円。
公選ハガキも作りませんでした。0円。
選挙公営(公費)を使ったのはポスター160枚172,800円と、ビラ2000枚14,800円のみ。
選挙事務所用看板も、街なかに立てる看板も作りませんでした。0円。
選挙事務所も自宅なので0円。
運動はひたすら演説。
その演説に必要な拡声器は前回の選挙で購入したものを使ったので、
今回の選挙で経費がかかったのは、
選挙運動員のお弁当代などの食糧費30,363円
タスキやスタッフ用スカーフなど広告費4,672円
電池代や途中壊れた拡声器の修理代などの雑費7,259円だけです。
(収支報告では、「人件費」として108,000円計上し、
それを「労務無償提供」として寄附していただく形にしました)
まとめると
税金から出していただく経費(選挙公営)は
ポスター172,800円+ビラ14,800円=187,600円
自己負担は
食糧費30,363円+広告費4,672円+雑費7,259円=42,294円
ですが、ご寄付の45,000円を使わせていただき、2,706円の余りが出ました。
つまり自己負担は0円です。
ちなみに
今期の選挙の選挙運動に関する支出金額の上限は3,670,300円です。
(選挙人名簿登録数や議員定数による計算式により算出された額)
こんな少額しか使っていないのに、1,931票も?って思われましたか?
でも、私なりに自負もあります。
選挙運動の方法や選挙資金がどうのではなく、
私の4年間の議員活動を評価していただいたのだと思いたいのです。
えらそうに聞こえるかもしれませんが、現職ならそうあるべきではないでしょうか。
もちろん、誰もが選挙に出られるようにという公職選挙法の趣旨に則り
選挙公営を使うことを否定するものでは決してありません。
(それにしては供託金が高すぎますが!)
4年間、議会が終わるごとに、年4回、みんなの会in日高の会報と一緒に
「田中まどかの市議会通信」を出し、ポスティングや郵送をしてきました。
そこにしっかりお金を使ってきました。
ブログ、フェイスブックでの投稿もしてきました。
発信はほかの日高市議の誰よりしてきたと思っています。
それも評価してくださった有権者のみなさまに感謝したい気持ちでいっぱいです。
これからはもっとわかりやすく、効果的に発信していけたらと思います。
私は2009年の最初の選挙のさいに、みんなの会in日高と
新宿にある市川房枝記念会で理想選挙について学習しました。
政治を一般の人のものにしなければならないとして、
「出たい人より出したい人を」「公職選挙法違反はしない」
「選挙運動は寄附とボランティアで」 を貫く選挙です。
国政選挙でも、多くの地方選挙でも、まだまだ
「地盤・看板・鞄」、「世襲」、「おらがほう選挙」が幅を利かせていますが、
もっとオープンに政治を語り、議論できる風土になって、
ご近所さんともお友達とも、「私は誰々を推してるの」
「私は〇〇さん」「へえ、どうして?」なんていう感じで話せて、
もっと気軽に選挙運動にも関われたらいいのに。
そして選挙が終わったらノーサイド、いつものご近所さん、友人に。
そんなふうになったら政治ももっと変わっていくだろうなと思います。
そして選挙カーでの連呼ばかりでなく、
選挙の方法ももっといろいろあっていいですよね。
松尾まよかさんは自転車と選挙カーを併用しました。
県議選では平井久美子さんが個人演説会を何回も開きました。
都会に行けば選挙前から駅ごとに候補者が立ってアピールしています。
「選挙フェス」なんていう楽し気なやり方もあります。
できれば候補者が一堂に会してやる立会演説会なんかがあると
有権者にはありがたいですよね。