お天気は良かったのですが、海は荒れていました。（塩屋崎灯台の下です）

一方、取手市議会は、いわき市以上に議会改革が進んでいて、議会基本条例も制定済み。
その議会基本条例に「市民との対話を根幹に」とあるように、
議会報告会開催はもちろん、中学生との社会科合同授業を行ったり、
市民からの請願・陳情では提出者自身が委員会で発言でき、

そしてなんと申し出て許可されれば傍聴者も発言できるそうです。

そのほか、討論を同じ人が3回までできるとか、市長側に反問権があるとか、
委員会での議員間討議がされている、議場で議員の賛否がわかる評決システムの導入、

会議録を音声認識システムですばやく作成して各議員にもデータで提供する、
災害時の対策規定を策定し、招集訓練も行うなど、

日高市議会の2周も３周も先を行っています。

取手市の議会改革は、議員が会派を超えて協力し、さらに、
議員と議会事務局が「チーム」となって推進しているのが特徴です。

で、ここでやっとタイトルにたどり着くのですが、
議会事務局職員が議員に対してバシバシ意見を言い、提案もして、

ときにはダメ出しさえするのだそうです。

しかもそれだけではなかった。訪問者である日高市議会にもダメ出しした～！！
日高市議会では反対討論と賛成討論が揃わないと議会報に載らないと知って、

「え、それは・・・言論の府である議会でそれはないと思います」と。

さらに、反対討論のあと賛成討論がなかったらそれで終わり、っていうことに対しても

「うちは反対討論ばっかり、賛成討論ばっかりっていう時もありますよ。反対にもさまざまな視点がありますよね。なのにひとりしかできないっていうのはどうなのかなあ～」と。
しかもかなり否定的に「そりゃないよな～」的な感じで。

いや、こんな職員もいるのだなあとちょっとびっくりしました。
日高市役所には・・・いないな。

思わず「もっと言って」とつぶやいちゃいました（笑）

取手市議会での視察の様子は取手市議会ホームページに載っています。
これも即日掲載。事務局の仕事、速い。