田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2016年12月

議案第83号 市長、副市長の給与等に関する条例改正 に反対しました。
本会議での反対討論全文です。

 議案第83号 市長及び副市長の給与に関する条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論いたします。
 
この条例は、同時に提出されている市職員の期末手当及び勤勉手当の総支給率割合同様に、市長と副市長の期末手当の支給率を現行の年4.2月から4.3月に引き上げるというものですが、人事院勧告、県人事委員会の勧告を踏まえてという提案理由については、それらの勧告を特別職に準用することは適当でなく、職の性質上、報酬、給料等は独自に定めるべきであると考えます。
 しかしながら今回の改定にあたり、市長の諮問機関である「特別職報酬等審議会」は開かれていません。市長は2012年の市長選挙において、財政再建のためとして市長の給料の50%削減を公約に掲げ、当選後の6月議会で期限付き50%カットの条例案を出し、9か月後にはもとに戻しました。


このように自分の給料の額の減増を自分で提案できる立場にある人は世の中にそうはいません。市長の場合、私たち議員もそうですが、その給料は市民の血税です。ですから市民による審議と必要な手続きをきちんと踏まえることがことさら重要なのではないでしょうか。質疑に対するご答弁では、審議会で審議するのは「額」であって、期末手当の支給割合は審議案件ではないとのことですが、たとえ期末手当の支給割合であっても、ご自分で設置した諮問機関を通さずに改定を提案することは、市民に対し真摯な姿勢とはいえません。実際、支給割合についても審議会にかけている自治体は少なくありません。
以上の理由により、議案第83号に反対いたします。


 
市民のために日々尽力されている市長に対し、大変失礼な内容だったかもしれません。
でもまがりなりにも市長選に出て谷ケ﨑市長と戦ったことのある私だから
言わせていただきたいという思いもあります。
財政難を理由に給料50%カットを掲げたときとくらべ、
現在どれくらい財政に余裕ができたのでしょうか。

福祉やインフラの整備・更新など、「お金がなくて」が理由に進まないことも多いのに・・・
ものごとによって財政難と財政健全を使い分け?

議案第84号は市長と同様に教育長の期末手当の支給割合引き上げ案ですが、
審議会が開かれていないためこちらも反対しました。反対討論は平井議員がしました

どちらの反対討論に対しても賛成討論はありませんでした。
報告①でも書きましたが、反対討論、賛成討論揃わないと議会だよりには載りません。
改定の理由も、審議過程も市民にわからないまま、
市長、副市長、教育長、議員のボーナスが上がります。
ちなみに市長から出された提案理由は
「市長及び副市長の期末手当の支給割合を変更したいので、この案を提出するものである。」
副市長、議員も同様です。
変えたいから変える。それでいいの?



20日に12月議会が閉会しました。
提出された31議案のうち、私が反対したのは4議案。

第75号 28年度補正予算(第3号) 
第82号 議員の期末手当の支給割合を年4.2月から4.3月に上げる案
第83号 市長、副市長の期末手当の支給割合を年4.2月から4.3月に上げる案
第84号 教育長の期末手当の支給割合を年4.2月から4.3月に上げる案
さらに、第78号 男女共同参画推進条例案については平井議員と連名で修正案を提出しました。

3回に分けて報告いたします。

第82号 議員の期末手当の支給割合を年4.2月から4.3月に上げる案に対する反対討論全文です。
  
議案第82号 議会の議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、反対の立場から討論いたします。


 今回の改正は、期末手当の支給割合を0.1月引き上げるというものですが、議員の報酬はその職の性質上、独自に決めるべきものであり、人事院勧告および県人事委員会の勧告に準拠して職員同様に引き上げるのは適当ではないと考えます。


 また、改定にあたって特別職報酬等審議会を開かなかった理由について、審議会の担任事務は報酬の額であり、期末手当の支給割合はその範囲ではないというのは、他自治体で期末手当の支給割合についても諮問し、答申を得て報酬を改定しているところがあること、報酬とは通常期末手当も含むのが常識と考えるため納得できません。


 さらに、議員の報酬等については、昨年の12月議会で平均8.4%の引き上げをしたのに続き、今年の3月議会でも期末手当の支給割合を0.15月引き上げたばかりです。立て続けの引き上げに市民の理解が得られるとは思いません。

以上の理由により、議案第82号に反対いたします。


私はこの討論を議会運営委員会でしました。本会議では平井議員が反対討論をしました。

しかし委員会でも本会議でも賛成討論はありませんでした。

自分たちの報酬をあげる案に対して

誰ひとり賛成討論(つまり上げることが妥当であるという理由を述べること)をしませんでした。

黙って起立すれば自分の給料が上がるなんて、こんなおいしいことはありません。

員会が終わったとき、「本会議では賛成討論をしてください。市民に説明がつきません」と
他の委員にお願いしたのですが、「それはどうもご丁寧に貴重なご意見頂戴いたしました」
「反対したあんただって上がった分もらうんだろう」とバカにしたように言われてしまいました。
先輩議員に対して多分に僭越なお願いだったと思います。
でもなぜ討論しないのでしょうか。納得できません。

全力で議員活動しているが、今の報酬では十分な議員活動ができない。だから上げてほしい?
日高市議会はこれまでにこれだけの成果を上げてきた。だから上げるべき?

上げる理由はなんですか?

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地元の新聞には平井議員と私の反対討論がほぼ全文載りました。
しかし、その内容は日高市議会が発行する「議会だより」には掲載されません。
なぜなら日高市議会には「反対討論と賛成討論が揃わないと掲載しない」
という取り決めがあるからです。

新聞には載っても、審議の経緯を市民に知らせるための議会だよりには載らない。
おかしくないですか?
討論しないのも、討論を載せないのも、市民に対する説明責任を放棄しています。
私はそう思います。


 


 


俳優の成宮寛貴さんが突然引退を表明しました。
薬物使用の疑いもあったとされ、それについてもまだはっきりしませんが、
性的指向を暴露されたことに耐えられないからという理由が報道されています。
芸能界のことですからいろいろ事情はあるのでしょうから真相はわかりません。
でも、報道が本当だとしたら、ゲイであること、同性愛者であることで
職業を奪われていいのでしょうか。いいわけありません。


LGBTの人権については再三ここで書いてきたので繰り返しませんが、
ゲイであろうが、同性愛者であろうが、男であろうが女であろうが、
障がいがあろうがなかろうが、すべての人が自分らしく生きていくことができる社会にしていくこと。
それが今の社会に、日本に、世界に求められていることだと、
成宮君の一件では怒りをもって訴えたい。それはもちろん日高市でも。

日高市では今開会中の議会に
「日高市印鑑条例の改正」と「日高市男女共同参画推進条例」が提出されています。
「日高市印鑑条例の改正」は性的マイノリティに配慮して性別記載欄を廃止するというものです。
日高市では、今後法的に決められているものや統計的に必要なもの以外の
すべての公文書の性別記載を禁止していく方針です。

一方、「男女共同参画推進条例」は世間から10年遅れで出されたといってもいいくらいです。
でもせっかく「今」出すなら、印鑑条例改正の理由とセットで、
性的マイノリティの人権への言及があってもいいのではないかと思いますが、ありません。

平井議員と私の会派では、市が男女共同参画推進条例を作っている
1年前の段階からそれを要望してきました。
なので、条例案を審議する8日の総務福祉常任委員会に、平井議員が修正案を出しました。
基本理念に、
「男女の性別にとどまらず、性同一障害を有する人、先天的に身体上の性別が不明瞭である人その他のあらゆる人の人権についても配慮されること」
という一文を追加するという案です。

しかし、賛成1反対6で否決されてしまいました。
反対理由は
「執行部の説明したように、理念条例としての条文の中に性的マイノリティのことも包含しているから」
というものです。

でもLGBTの人たちにとっては「男女の人権」「男女=すべての人」という言い方そのものに
疎外感を覚えると言います。

性的マイノリティに配慮しての印鑑条例改正は県内でも先進的です。
その理由の根拠を男女共同参画推進条例ではっきりさせること、
さらに前向きになるよう市の背中を押すこと、それが議会として必要ではないかと思います。

委員会では否決されてしましましたが、20日の本会議でもう一度チャレンジです。
どんな議論がされるのか(されないのか)市民のかたが傍聴して見届けていただけると嬉しいです。

日高市で成宮君のように理不尽に職場を追われる人が出ないこと、
そして、成宮君のように「人に知られたくない」と思っている人が
秘密を守り続けられる社会であることを願って。
















12月議会が1日から始まっています。
今日7日は質疑日でした。平井議員、稲浦議員、私の3人が質疑通告を行い、質疑しました。
質疑3人はちと寂しいですね。

明日8日は総務福祉常任委員会、明後日9日は文教経済常任委員会です。
付託された議案について深く掘り下げるのが委員会のはずですが、
いつも淡泊なんですよね~。
早く議員間討論とか、参考人招致とかできる委員会にならないかなといつも思うのですが・・・

一般質問は13日と14日。こちらも質問者8名と低調ですが、
私は今回最終質問者で、14日の午後2時半くらいからです。
下記の項目について質問します。お時間があったら傍聴をお願いします。


.市の職員の採用について


(1)障がい者雇用の現状は。


(2)採用試験案内は障がい者の応募を想定しているか。


(3)障がい者が応募してきた場合の応対及び採用試験における合理的配慮は。


(4)知的障がい者、精神障がい者等の採用


(5)欠格条項に<対する見解は。



2.高麗川遊歩道の安全対策について


(1)天神橋から清流橋間の増水時の退避場所は。


(2)利用者への注意喚起の方法は。


(3)隣接する住民の不安解消策は。



3.空き家の利活用について


(1)市内の空き家の状況とそれに対する見解は。


(2)空き家を市の事業等に活用する計画は。


(3)空き家バンク制度導入の検討は。

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