12月8日、突然、全員協議会が開かれ、一枚の紙が配られた。
そこには11月21日の私のブログの記事が全文プリントされていた。
「政務活動費も公開してないのに議員報酬10%上げるですと!」
http://madmakochan.livedoor.blog/archives/1398760.html
これがけしからんというわけです。
まだ議会も終わってないのに議案について持論を述べるとはけしからんと。
しかし、議案は11月19日に公開の全員協議会で説明されており、
傍聴人がいようがいまいが市民に公開されたのではないのか。
どんな議案が出るかは事前に地元紙にも載る。
ブログで考えを述べたことは今でも問題はないと私は考えている。
しかしこの日、さらにもう1枚の紙が配られた。
公明党から提案された
「日高市議会ソーシャルメディアの利用に関するガイドライン(案)」
そこには「禁止事項」として違法行為やわいせつな内容など8項目あり、その中に
(4)不正確な噂等を助長させる情報
(7)非公開の会議の内容に関する情報
(8)その他公序良俗に反する一切の情報
という項目がある。
(4)に関しては例えば、「安保法案は戦争につながる」と書いたらどうなのか。
「福島で甲状腺がんが多発し、関東圏で心筋梗塞が増えている」と書いたら?
それは不正確な「噂」だと言われるだろう。たとえ書いた私が信じていても。
(7)については、今これを書いている時点で私はアウト。
この全員協議会は非公開だったから。
(8)については、誰がどう判断するかによってくる。
そして判断するのはいつも多数派なのだ。
提案者である公明党の議員はこれらについて「常識の範囲内で判断する」という。
常識でいいならガイドラインなんかいらないのでは?
だがこのガイドラインはほとんどの議員の賛同を得て,
翌週の全協で採用され、即日摘要された。
たぶん今後私が何か公開されていない情報や「こんなことがありました」的なことを
発信すると、また全協が開かれてプリントが配られてしまうのだろう。
時間がもったいない!
みなさんに言わせると「あんたがそういうことするから貴重な時間を使って全協を開かなければならない」ということになるそうだが。
現在日高市議会議員でSNSやホームページで発信しているのは
16人中私のほかに3~4人しかいない。
他市の議会と比べるとかなり低い「発信率」だ。
紙でも集会でも電波でもなんでもいいが、議員は市民に対し
情報や自分の考えを発信しなければならない。議員だから。
そのやり方にガイドラインが必要だというのならあってもいい。
でも議員活動を妨げるような運用だけはしてほしくない。
議員が議員の口をふさぐようなことはしないでいただきたい。
ということを書くとまた面倒なことになるなと思ったから、更新しませんでした。
でもやっぱりおかしいことはおかしいと私は言いたい。
仕事納めが終わったから書いてみました。
新年までは怒られないから、というコソクな理由でスミマセン。
議会報告は順次いたします。大変遅れて申し訳ありません。