田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2015年10月

視察研修2日目。安曇野市の観光振興ビジョンについて。
 
北アルプスのふもとというスケールの違いはあるけど、
自然を観光資源としているところは日高市と同じ。
 
日高がおもに商業的な観点から観光客誘致をしているのに対して、
安曇野では、「安曇野暮らし5箇条」をさだめ、
まず市民の普段の暮らし・生き方に磨きをかけていこうとしている。
水、農、食、歴史、文化を大切に丁寧に暮らしていくことが観光の土台となり、
その上でのイベントやプロジェクト、おもてなしがあって、安曇野のファンが増える…
そしてそのファンが安曇野にまた磨きをかけてくれる。

5箇条の第5条には「住む人と訪れる人の協働」とありますが、
観光にもこういう理念、ビジョンが大事なんですね。

自分の住んでいる所を大切にしながら、かつ外の人にも愛してもらえる郷土に
するにはどうしたらいいのか。
今の日高市にとってとても重要なことだと思います。

 観光客をお金を落とす人として見ているだけではだめですね。

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   大王わさび農場  一日12万トンの湧水、東京ドーム11個分のわさび園

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安曇野市庁舎議場 地元林業振興のため、内装・外壁すべて地元のから松材

文教経済常任委員会の視察研修でりんごと人形劇のまち飯田市へ。
お蕎麦屋さんでの昼食を抜け出してひとり川本喜八郎人形美術館を見学。

素晴らしい人形たち!(この人形以外は撮影不可)

このあとの文化会館での研修では、

館長、人形劇まちづくり係(この役職名がすごくない?)、
飯田人形劇フェスタの実行委員長の3人からお話を聞き、
飯田の文化の深さと行政・市民の意識の高さを思い知らされた。
300年前に伝わった人形浄瑠璃を発祥とする人形劇文化。
それを復活させて、世界からも注目される日本最大の人形劇フェスタを
行政主導で20年、その後市民主導で17年続けているのだ。
世界中人形劇に関わる人で「iida」の名を知らない人はまずいないという。

日高とは土台が違いすぎるけれど、
官民協働の先を行く市民主導の文化事業、見倣いたい!

企業誘致もいいけれど、郷土の歴史や市民の作り出す文化芸術での
まちづくりも大切なのでは。


その後、国際糸操り人形館の見学も予定されていたけれど、

休館(*_*)?だということで、明日の研修場所、安曇野へ向かう。


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