田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2015年06月

イメージ 1横田基地へのオスプレイ配備について、
入間市、飯能市、日高市の3市長が防衛省に対し
「配備と飛来について十分な説明をするように」
という要望書を提出したのを受け、
飯能市議会も入間市議会も決議を出した。

日高市議会だけが「必用ない」として意見書も決議も出さなかった。

以前にも書いたが、平井議員と私の会派「みんなの会」で意見書案を代表者会議に出したところ、公明党を含む保守系会派から「必用ない」として
取り上げられなかったのだ。

理由はたぶん、案を出したのが私たちだったから。
でもやりようはあった。
入間市議会では、意見書案が複数の会派から出ていたのを調整して
決議という形にして全員一致に持ち込んだ。

何度も言うが、私たちは手柄が欲しくて意見書を出すわけではない。
市民の不安を払しょくしてほしいと、国に意見を言うべきだと思うから、
議会としてその意思表示をすべきだと思うからなのに。
日高市議会はオスプレイが市の上空を飛ぶことに対して何の思いも無いという
ことを表明したに等しい。

いったい何を大事にして議会活動をしているのか。
「市民の安心安全」をお題目のように唱えていたってダメ!
メンツばっかり気にしているくせに、そのメンツを大事にしているがために
こうやって墓穴を掘るのだ。

しかし、私たちももっとうまくできたのかもしれないという思いがある。
案を出す前に保守系のどなたかに代わりに提案してもらうよう、
お願いすればよかったのかもしれない。
でも、悔しいが、それすらできるような立ち位置に私たちは今いない。
みなさんの負託にこたえられなくて申し訳ない思いが募る。






平井議員と一緒に女性のための政治スクールへ。
 
1部の講師は里山資本主義の藻谷浩介さん。
めちゃくちゃ面白かった!
今回は里山資本主義の話ではなく、
「イメージでなく、常に事実を数字で確認すべし!意見の違う相手と話すには数字を示すのが一番有効」というお話。
「増える傾向にある」「危険性が高まっている」などという雰囲気ではなく、
数字、データをしっかり見て、相手と確認しながら話すべし、と。

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いろいろなデータを示して、私たちの思い込みをメッタ切りしてくれました。
とくに人口動態のデータについてのお話は目からうろこがぽろぽろでした。
頭の回転と話すスピードが速すぎて
ついていくのに必死でしたが、
新自由主義を嫌い、
とくに「子育ては社会全体で」という考えに
共感しまくりの1時間半でした!


2部は日本のGGI(ジェンダーギャップインデックス、男女間の格差)を
なんとかしよう!というシンポジウム。
島根県議、前東京都議、渋谷区議、円より子元参議院議員の
4人によるパネルディスカッション。
日本のジェンダー・ギャップ指数0.650。
これは136か国中105位という
恥ずべき位置にいます。
とくに、経済と政治の分野で女性進出が進んでいません。
20年目を迎えた女性のための政治スクールにアメリカの
キャロライン・ケネディ大使が関心を寄せ、ぜひ日本のGGIを改善しましょうと
円より子さんに呼びかけたのがきっかけで、
このGGIプロジェクトが発足したのだそうです。

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その後の懇親会には途中から細川元首相の奥様、細川佳代子さんが登場。
知的障がい者のスポーツ振興と社会参加にかける思いを熱く熱く語る佳代子さん。人を引き付ける魅力にあふれていて、
いつまでもお話をきいていたい!と思わせる方です。
お殿様より絶対政治家向きです。すごくお綺麗でした!

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18日に一般質問を終えました。
たくさんの方に傍聴していただき、ありがとうございました。

1.市長の市議会に対する姿勢について
 市長の二元代表制についての認識をききました。
 何を今さら?と思われるかもしれませんが、
 市長が市議選で特定の候補者の応援演説をしたり、
 告示前に公衆の面前で「保守系候補を応援してください」と言ったりすることが、
 二元代表制の根幹である「市長と市議会の対等対立と緊張関係」を損なうと
 私は考えているので、市長にそのようなことを自粛していただきたいと
 言うつもりでしたが、止められてしまいました。
 暫時休憩中に議会運営委員会が開かれましたが、私の主張は認められず、
 再質問は取り下げざるをえませんでした。
 取り下げることについて、同僚の平井議員が「意義あり!」と言って
 採決に持ち込んでくれましたが、多勢に無勢です。
 一般事務に関するものでないから一般質問にふさわしくない。
 政治家としての政治活動にどうこう言うな。
 個人攻撃だ。
 議運でいったん取り下げたことを言うな(通告書から具体的な記述を
 削除しただけで、私は口頭ではOKという認識でした)

私はプライベートなことを聞いたわけでもなく、暴言を吐いたわけでもなく、
侮辱したわけでもありません。
議員の「発言自由の原則」はどこへ行ってしまったのでしょうか。

2.世界の平和に向けての市の取組について
 日高市は2005年に「平和都市宣言」を議会決議し、
 2010年には平和首長会議に加盟しましたが、
 これといった平和事業をしていません。(図書館の展示などのみ)
 しかも議会決議があったにもかかわらず、
 市はいまだに「宣言」をしていないのでした@@
 予算をとって事業をする気があるか、
 あらためて平和都市宣言する気はないかを聞きました。
 事業に対する前向きな答弁はなく、市長は「宣言」もしないと明言。
 日高市には「ふれあい清流文化都市宣言」があり、
 それに平和も含まれているからということでした。
 う~ん、この宣言から不戦や非核を読み取ることはかなり無理があります。

3.子ども・子育て支援に係る事業及び施設に関する基準を定める条例について
 表記の条例は保育所や幼稚園やこども園、保育ママ、学童保育所の広さや
 保育人数、職員数、資格などを定める条例ですが、
 「国の基準と同じです」ということしか書いてない条例文です。
 つまり「知りたければ厚労省か内閣府のHPを見てね」と。
 なんか投げてる感じがするし、不親切。
 県内のほかの62自治体どこにもこんな条文の条例はないです。
 でもこれが最先端の手法だという答弁。
 私との見解の相違はどこまでも埋まらない。
 子どもに関する条例をこういう形にしてほしくなかった。

4.生涯学習センターを憩いの場として活用を
 ロビーが改装され、飲食できるようになった図書館。
 中庭を使えないか、
 周辺にベンチを増設し、芝生を植えて市民が外でも憩えるようにできないか
 聞きました。
 中庭はセキュリティの面から館主催の行事のみ使用。
 周辺は今後検討していくという答弁でした。
 公共施設の維持管理は今後大変な事業になっていきます。
 図書館ではアンケートをとったりして市民の意見を聞いていますが、
 愛されている施設なので、さらに協働をすすめていってほしいです。

 



明日18日(木)、明後日19日(金)の2日間、一般質問が行われます。
今回は9人が登壇します。
私は明日の2時くらいからです。
また止められちゃうかなあ。

通告書はこちら

お時間が合う方は傍聴にいらしてください。
議会内の嫌われ者は傍聴者を味方につけるしか手がありません。

前回書いた「オスプレイの横田飛行場への配備と飛来に対する意見書」は
保守系会派にことごとく「出す必要はない」とされ、出すことができませんでした。
入間市、飯能市、日高市の市長が連名で出した要望書と
ほとんど同じ内容なのに。市長をバックアップしなくていいの?

日高市の上空をオスプレイが飛ぶことに市民が不安を感じているのに、
議会としてアクションしなくてもよいという判断をしたことになります。
しかし実態は、今回もまた「内容より誰が出したか」で判断されたのです。
平井議員と私は別に提出者は誰でもいいと思っているのです。
手柄がほしいわけではありません。
議会としてやるべきことをやりたいだけなのです。

25年度の決算特別委員会の委員が内定しましたが、その過程で、
「できれば委員を辞退したい」という会派が3つもありました。
これも毎年のことですが、終わったはことは審議しても意味がないのでしょうか?
決算を精査してこその予算でしょう?
予算決算を審議してこその議員でしょう?
議員として「決算の審議を辞退したい」とは??
意味がわかりません。

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