田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2012年12月

ちょっと前のニュースだけれど、
男女共同参画社会に関する世論調査の結果が話題になった。
 
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という考え方に賛成の人の割合が51.6%と
前回の調査を10ポイント以上上回り、平成4年以降下がり続けていた賛成の割合が
初めて増加に転じたという。
しかも20代にその傾向が強く、男性より女性のほうが強いという。
 
増加の理由は、大震災で家族の絆への思いが強まったからという見方がある。
それにしても・・・男女共同参画推進に尽力してきた方達が
がっくりと肩を落とす様子が目にうかぶ。
だって、大学を卒業している率は男性より女性のほうが高いのに
社会に出たら男女の給与格差が29%~40%もある国なんて
世界のどこにあるって?
 
政界も、役所も、民間企業も、自治会すら女性が要職に就くことはまれ。
そんなこんなをなんとか是正しようと頑張ってきた方達の気持ちやいかに・・・
 
私自身は女も男も外でバリバリ働いた方がいい、なんて思っているわけではない。
男とか女とか関係なく、どちらでも選択できるのがいいと思っている。
そしてその選択を誰もが認める社会であるべきだと思う。
男性にとってだってそのほうが生きやすい世の中だと思う。
 
 
新政権になり閣僚や党役員に複数の女性が登用された。かなり前進。
でもこれで男女共同参画社会が前進するのかどうか・・・?
高市早苗さんは選択制男女別姓に反対(ご自身は旧姓を名乗っているのに)、
支援者の「酒の席にはスカートはいてこい!」という言葉に従う野田聖子さん、
従軍慰安婦問題に真っ向否定的な稲田朋美さんなど、
女性の問題に優しい考えを持っているとはどうも言えないような・・・
 
でももちろん期待しています!
男女共同参画推進じゃなくてもいい、
正面、政策や議論でおっさん政治をなんとか崩していただきたいです。
 
 
日高市の防災会議の委員に女性が3人登用された。大前進!
理由は震災以後課題となっていた、女性や子どもへ配慮した防災計画のため。
つまり「女性ならではの視点を活かすため。」
震災が後押ししたのは事実だけど、
広川元議員、唐沢元議員、平井議員、池田議員など、
これまでの女性議員の一般質問がやっと実を結んだ形だ。
 
防災に限らず、委員や役員に女性を選ぶ場合、
「女性ならでは」の部分に期待するのは当然だろう。
女性じゃないとわからないこと、気づかないことは多い。
だけど、そこにしか期待しないってのもどうかと。
 
男女の特性、性差、体力差などはある程度認めるけれど、
それさえも個人差のほうが大きいのではないでしょうか。
決断力のある女性や強靱な体力の女性もいれば、
細やかな心配りができる男性もいる。
男か女かじゃなくて、個人の持つ知識や特性を活かしていけばいいのではないでしょうか。
 
女性委員のかたには、選ばれたからにはどんどん発言していただきたいと思う。
「女性ならでは」じゃない場面でも。
 
これ、すごい蛇足ですけど、私が市長選に出たとき、ある新聞の記事に、
取材で私が一言も言ってない「女性ならではの視点を活かした政策をすすめたい」
という文章が載っていて驚いた。
それが記者が「うちの社は裏付けとれた記事しか書きませんから、
あなたの学歴・職歴も全部しっかり確認させていただきますよ」
と高飛車に言った新聞社だったから笑った。
 
みなさん、何を信じるか、よく吟味しましょうね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

12月議会閉会。
委員長報告には「質疑なし、討論なし、可決」の文言が並ぶ。
注目していた
日高市指定地域密着型サービス及び指定地域密着型介護予防サービスの事業に関する基準を定める条例
は議場で一人が質疑しただけで委員会では質疑なし討論なし。
入間市の議会では同様の条例について質疑が40分以上あったそうで。
 
午後の議会改革委員会も傍聴。
今日一番のビックリはこれ↓
 
政務調査費(来年度から政務活動費となる)の収支報告の閲覧について
民主党が誰でも閲覧できるようにする案を出したのだが、
日高市民に限って閲覧できる(市外の人は情報開示請求をすればいいじゃないか)と
挙手で決まってしまった。
民主党案に賛成したのは横山、永沼、伊藤、平井の4議員。
あとの議員(つまり保守系議員)は全員反対。
 
またまた改革にホシュブレーーーーーーーキッ!
 
日高市議会に世間の流れは通用しない。
 
いまどきは政務調査費を誰がどう使ったかネット公開しているところも多い。
飯能市議会も入間市議会も鶴ヶ島市議会も収支報告書をHPで公開している。
領収書も閲覧できるところが多い。
 
市民以外で見たければ情報開示請求しろですと??
 
近隣市の動向を気にしてばかりいる割にはそういうとこ見てないし勉強してない。
賛成した4議員ももっと強く誰でも閲覧可(さらにネット公開)に向けて説得できなかったのか。
 
議会改革委員会の最終目標は「日高市議会基本条例」設置だけど、
こりゃ道のりはそうとう遠いわ。
 
いつも批判ばかりで読む方も不愉快ですね。ごめんなさい。
次回の議会改革委員会は1月30日だそうです。傍聴ご一緒にどうですか?
 

大きく振れた振り子は大きく振れて元に戻ってしまった。
たった3年で。
 
新しい公共とか、
コンクリートから人へとか
予算の見える化とか
子育ては社会全体でとか
人生前半の社会保障とか
 
民主党のやろうとしてきたことは間違ってないと思うのだけど。
 
そして大震災以降、「分かち合い」や脱原発への動きが大きくなっていたのに。
 
民主党は見放され、未来の党は選ばれなかった。
 
今度の政権交代で
予算がブラックボックス化しないか、
脱原発への道筋が閉ざされてしまわないか
子どもや若者や子育て世代への保障が後退してしまわないか
ソーシャルビジネスの芽が摘まれて土建国家に戻ってしまわないか
戦争のできる国になってしまわないか・・・
 
私たちは不安を常に抱いて、政治や国が何をしようとしているのか
注意深く見ていかなければならないと思う。
 
 
テレビに、ある候補者の選挙戦の様子が映っていた。
TPP推進の党の候補者なのに、農家の人たちにむかって
「私はTPPは絶対反対!絶対阻止します!!」と訴えている。
 
「そりゃうそでしょ」
宿題から目を上げて中学生の息子が突っ込んだ。
 
農家のおじさん、おばさんが
「○○さんは絶対阻止と言ってくれた。信じて任すしかない」と言う。
 
「なんで信じるかな~」
中学生が再びテレビに向かって突っ込む。
彼はTPPがなんぞやよく知らないのだけれど。
 
信じたいことは信じていいと思うけれど、
批判的にものごとを見る能力も大切だと思う。
「よくわからないけどなんかおかしいぞ」という直感も。
とくに政治に対しては。
 
私も信じやすいたちなので気をつけないと^^;
 
今回の選挙結果に反して、私の周りでは落胆の声が大きい。
みなさん、あきらめず、注意深く見ていきましょう。
 
 
 

今日は今年最後のモダンダンスのレッスンでした。
きっと明日明後日は筋肉痛だと思います^^;
 
夕食時、何気なく見ていたNHKでダンスの規制について特集していました。
「風営法」により、営業目的でダンスをさせることには
規制や条件がつけられ、許可制になっています。
 
営業目的とは料金だけでなく、会費や月謝などもふくまれており、
子どものダンス教室なども許可制なのだそうですが、
番組内では指導者も「知らなかった」と言っていました。
 
クラブやライブハウスなどでも午前0時か1時以降は踊れない。
社交ダンスも規制の対象だという。
 
わからないのは、ヒップホップや盆踊りはよくてタンゴやサルサはダメらしい。???
男女がペアで踊るのが問題なんだそうです。
今何時代でしたっけ?っていうような理由ですよね。
いまや社交ダンスは中高年に人気の趣味ですが、
それも会費を取れば規制の対象らしいです。
 
風営法は昭和23年に制定され、そのころはダンスをするようなところは
売春の温床となるという理由からダンスが規制されたのだそうです。
 
しかし今は中学校でもダンスが必修科目となっています。
なのに?
 
ダンスは身体表現であり、娯楽であり、スポーツであり、芸術でもあります。
「規制」の対象には似合わないと私は思います。
 
規制すべきは営業の仕方であったり、売春や麻薬そのものであって、
ダンス自体に規制がかけられるのはちがうんじゃないでしょうか?
 
西日本では300円の会費でダンスパーティーを催そうとした高齢者の団体が
公共施設の貸し出しを断られたり、
こどもたちの発表会が開けなかったりする事例があるそうで、
いったい警察や役所の法解釈はどうなってるんだろうと思います。
 
踊るのは楽しいです。
先月高麗川小学校で、小学3年生に地域の人たちがいろいろ教えるという授業に
私の所属するサークルも指導者としておじゃましました。
こどもたちが楽しそうに踊る姿はほほえましい。
自分で踊っても人が踊るのを見ても楽しくなれるのがダンスです。
 
政治家や官僚もダンス必修にしたらどうでしょうか?
 
ダンス規制法見直しを求める請願
 
 
 
 

今回の衆議院議員選挙について、多くのメディアの世論調査では、
自民党が過半数を超える勢いだという。
 
なんで?
 
原発に関する世論調査では脱原発を望む人が大多数なのに。
消費税反対の人も多いのに。
もちろん戦争を始めたいなんて人はほとんどいないのに。
 
なぜ自民党?
 
自民党は少なくとも10年は原発続けるし、続けたいのは見え見えなのに。
消費税にも合意した党なのに。
憲法変えて国防軍つくる、緊急事態には人権の制限もやむを得ないって言ってるのに。
 
なぜ自民党に投票しようと思うのかな。
 
もちろん原発のことも怖いんだけど、私的にはきなくささが怖い。
 
「3年前の自民党とはちがいます!!」
たしかにちがう。回れ右をしすぎて目が回ってるとしか思えない。
 
「日本を取り戻す!!」
どのあたりの日本を取り戻したいの?まさか高度成長期の?
 
まさかまさかの「お国のために」のころ?
 
何年も前に読んだ 「戦争のつくりかた」(りぼん・ぷろじぇくと著) や
「茶色の朝」(フランク・パブロフ著) に書いてあるようなことにならないように、
私は自民党には絶対入れない。日本維新の会にも入れない。
 
私はガチガチの護憲論者じゃないけど
9条があるから戦争ができないじゃないか 
なんてことを言うような政党に入れるわけにはいかない。
 
「考えすぎよ。今の時代戦争なんてことにならないわよ」
という友人もいる。
 
でも「公約にはできることしか書かない」って言ってるんです。
逆にいえば「これだけは絶対やるんです」よね。
改憲、国防軍、外国人参政権制限等々。
 
私は自分の息子も息子の友だちも娘も娘の彼氏も戦争に絶対行かせるわけにはいかない。
 
こんなに結果が怖い選挙はないです。自分の選挙より怖いわ^^;
そしてこんなに悩ましい選挙もない。
入れたい党と入れたくない党がくっついたりして。
 
他に選びたい党がないから自民党?
民主党がダメだから自民党??
 
だめだめ、もっと考えよう、考えよう、考えよう!
調べよう、調べよう、調べよう!
 
何年後かに「あそこでまちがった」と後悔しないように。
 
 
 
 
 

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