田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2012年10月

みなさんは日高市の公共施設(市役所、公民館、学校など)が平成22年6月から「敷地内全面禁煙」になっていたのをご存じでしたか?
屋内はもちろん、ベランダや駐車場でも喫煙することはできませんでした。
私はそれを市民と職員の健康を思っての大沢前市長の英断だと考えていました。
 
ですから、平成22年の12月議会に、日高市たばこ税促進協議会会長から
敷地内全面禁を見直し、建物外喫煙を認めてほしいという請願が出されたときに、
当時議員だった私は反対討論をし、他の議員の多くも反対し、
請願は不採択となったのです。
 
つまり市長が決めた「敷地内全面禁煙」を議会も請願不採択という形ではっきり支持したのです。
それは喫煙による健康被害、医療費増、年間2億円ほどのたばこ税収入などなどを考慮した上での判断だったはずです。
 
その全面禁煙がつい最近変更され、建物外に喫煙所が設けられました。
生涯学習センターの外にも灰皿が置かれました。
 
市長が替わったのだから方針が変わってもいいのかもしれません。
でもその変更に対して議会が何ももの申さなくていいのでしょうか。
 
私はこの点について、市と議会事務局にメールで質問を送りました。
 
双方から、変更の原因は「敷地外道路での喫煙やたばこの吸い殻に対する市民からの苦情」であり、
「当該請願を不採択とした重要性は認識しつつ、受動喫煙対策につながると考えて喫煙所設置に至った」という主旨の回答がありました。
 
全面禁煙以上の受動喫煙対策はないと思うけど。
しかもたばこ吸ってる様子がみっともないとか吸い殻が迷惑って、
吸ってる人のマナーの問題じゃないですか?
 
それはともかく、双方の回答の中に
「議会には全員協議会において担当部長から説明がありましたが、その際どの議員からも質問などの発言が一切無かったことから、了承されたものと考えられます」
とあったのです。
 
請願が出された当時と議員の顔ぶれも変わっていますから、
いきさつを知らない議員ももちろんいます。
でも当時あの請願に反対した議員はなんとも思わなかったのでしょうか?
 
暴言承知で言わせていただけば、
市側は全員協議会で異議が出ないことを見越しており、
議会側はあの請願のことなんか思い出しもしなかったんじゃないか
と私は思っています。
 
全国では受動喫煙が原因で年間6,800人が死亡しているというデータもあり、
命の大切さや、喫煙者、受動喫煙者にかかる膨大な医療費を考えたら、
首長や議会は、市民にも職員にも「吸わない」努力をしてほしいという
メッセージを出していくべきだと思っています。
 
たばこは単なる嗜好品ではありません。
ケーキ食べ過ぎて病気になるのはあなただけ。
でもたばこ吸って病気になるのはあなただけじゃない。
周りの人の健康も損ねる可能性があるんです。
 
どうせなら灰皿置くんじゃなくて、空調管理がしっかりした喫煙部屋をつくっては?
でもそれ、税金使って作るって言ったら議会は賛成するのかしら?
 
・・・それにしても請願の効力ってなんでしょう?
採択されても事は進まず、ましてや不採択の効力とは?
 
 
 

最近はfacebookで手軽に発信してしまうのでブログ更新が滞ってしまいます。
 
6日はあいあいまつりで、子育て支援団体のブースを担当。
おとなりのブースには日高東北応援隊が展示と物販をしていて、行ったり来たり。
 
社会福祉協議会が市から受託してファミリーサポートセンター事業を始め、
障害者、高齢者福祉に加え子育て支援機能を持つことになったので、
ぜひこの機会にあいあいまつりで子育て支援団体のブースを作ってほしいと
お願いしていたのが実現しました。
 
初めての試みだし、時間もなかったので、
昨年の「子どもがまんなかあったかねっと やじろべえ」主催の
子育てフェスティバルで集めた、市内の保育園、幼稚園、子育てサークルなどの
紹介展示を再展示することにし、
そこに積み木やぬり絵を置いて自由に遊べるスペースも作りました。
 
予想を上回る親子が来てくれて、展示もよく見ていってくれました。
子育て支援に情報の提供は欠かせません。
支援団体や機関も発信する場を求めています。
ぜひ来年も社協さんと協力して何らかの形で続けていければと思っています。
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各団体にお願いして作っていただいた展示は素晴らしいものばかり。
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東北応援隊も、菜の花プロジェクトで栽培した菜種から
念願の製品ができ、「日高市産なたね油」としてこの日が初販売。
記念すべき日になりました。
 
遠野から生産者を招いて、販売や被災地の状況のお話もしていただきました。
こちらも社協さんに協力していただいて実現しました。
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私自身は子育て支援も、東北支援も
なかなか思うように関わることができないのですが、
大切だと思うことを、仲間たちと少しずつ続けていきたいと思っています。
 
 

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