田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2012年08月

17日~19日、日高東北応援隊のメンバーと福島、宮城へ行ってきました。
今回の旅は、赤ちゃんのいる若いメンバーが企画してくれました。感謝。
 
17日は福島県塙町の四季彩菜工房さんhttp://shikisaisai.jp/に泊まらせていただきました。
ご主人によると、宿泊客は例年の一割程度(!!)。
契約販売しているお米も今年は売れ残っていて、
もうすぐできる新米を入れるスペースが空かないとのこと。
原発事故による風評被害は想像以上でした。
 
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四季彩菜工房さんでは
自家製の野菜やお米で豊かな食事を満喫しました。
 
お昼は石焼き釜でピザを焼いて食べました。
 
夕食も野菜づくしに自家製どぶろく。
 
イメージ 2朝食は自分たちで採ったトマトやオクラが並び、ご主人曰く
「納豆以外は全部自家製」とか。
 
 
これは「桃のピザ」
とろりと甘い、
感激の味でした!
 
 
 
 
2日目は宮城県に移動し、東北応援隊の活動の中で知り合った
東北村 http://www.tohokumura.com/about/ の事務局の方たちや
よっちゃ農場 http://www.tohokumura.com/story/vol_01.html のご夫婦に
案内していただいて、菊農家さんのお話を聞きました。
 
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津波で家は流され、今は仮設住宅から畑に通いながら菊を栽培しているとのこと。
昨年のご苦労や、今も先々が見えない中で栽培をしている不安を口にされていました。
 
畑にいるときは元気でも、仮設に帰ると体が重くなり、
掃き出し窓もない圧迫感のある部屋では
息苦しくなるそうです。
 
 
昼食におにぎりと煮物、漬け物などを用意してくださり、
帰りには菊をたくさんいただきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その後、車からおりて南三陸の海沿いを見ましたが、
昨年の今頃と変わっていませんでした。
様々な復興プロジェクトがあるけれど、石巻や気仙沼などの大きいところに集中しがちで、
小さい町はなかなか変わっていかないそうです。
 
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そこから震災当時、被災者を多く受け入れた鳴子温泉に移動し、
海の手山の手ネットワーク http://www.tohokumura.com/story/vol_02.html 
の方たちとも合流して夕食、交流会。
 
みなさんほんとうに懸命に働き、つながろうとしている。
でも迷いやもどかしさを抱えながらもがいている感じがしました。
私たちが埼玉で、日高で、そして現地でできることをもっと考えなければ・・・
と思わずにはいられませんでした。
 
最終日はよっちゃん農場を見せていただきました。
ご主人も奥様もすごくおおらかで明るい方。
それでも「迷い」や「この先どうなるのか」という不安を口にします。
 
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知る人ぞ知る
「よっちゃんなんばん」
はこの唐辛子畑から作られます。
 
 
 
 
 
 
 
 
いろいろなことを考えさせられた今回の東北旅行でした。
でも、そうは言いながらも、しっかりおいしい食べ物や露天風呂なども楽しみました。
 
東北の濃い緑の山や、広大な稲穂のじゅうたんを見ていると、
自分の体まで緑に染まりそうでした。
日高も緑豊かだけれど、福島・宮城とのスケールの違いや
日本の食料庫という重層感を感じました。
 
そして、辛抱強く、優しく、温かい人たち。
 
ここがダメになったら日本中がダメになる、そんな思いがしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今年もやりました、飯能日高子ども劇場キャンプ。
今年は助成金をとらず、少人数(子ども9人。大人6人)で、場所も巾着田で。
 
とくに高麗小の子どもたちにはなじみ過ぎの巾着田だけど、
写真のようにやることは子ども劇場らしく(?)ハード&ユニーク。
 
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ロープワーク
本結び、
巻き結び、
もやい結び・・・
 
「おぼえたら財産」
ほんとにそう思う。
 
 
これから筏づくり
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ロープワークを
活かして。
炎天下、がんばる。
 
 
 
 
 
 
 
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やった!
浮いた~!!
 
浮くかどうか、
半信半疑でつくっていたので、乗れた時にはみんな
大興奮!
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最終日、朝3時半に起きて日和田山登山。
その後、岩場でクライミング&ラペリング
 
 
こんな本格的なこと経験できるのも、
飯能日高子ども劇場ならでは。
 
これは中1の男子がクライミングに挑戦中。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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朝日の中のラペリング。
 
うちの息子はこの後反転してしまい、
本人ちょっとパニックに。
でも大丈夫でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3日間雨という天気予報はみごとにはずれ、猛暑続きでした。
でもそれにめげない子どもたちとスタッフのタフさには脱帽。
 
いろいろ経験して年々たくましくなっていく子どもたち。
そのステージを用意するのも、ある時期まではおとなの大切な役割ですよね。
 
 
私も体力維持に努めて長くスタッフでいられるよう、がんばろっと。
 

午前中、高麗の郷で「あそびま書」というワークショップをやりました。
企画・主催は特定非営利法人表現教育研究所(新宿区)というところだけど、
飯能日高子ども劇場が協力団体となっていました。
講師は飯能市に住む山田麻子さん。
参加者は日高の小中学生。
 
高麗の郷の周りにある草や葉、枝や石などを採取してきて、
それを筆の代わりに使って好きな字を書いていきます。
 
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子どもたちの発想や表現は本当に豊かです。
自分の名前の一文字を書く子もいれば、円周率の数字を並べたり
百人一首を書く子、中には「なぜその字???」と思うような字もあるのですが、
それがまた面白くて味があったりする。
そしてひとりひとり、丁寧に書く子、スピードが持ち味の子、
優しい線の子、激しく大胆なタッチの子、
もうどれもがアートしてて、サポートしている大人が圧倒されてしまいました。
 
講師が、どの子の作品にも良さを見つけて一言そえてくれる。
その言葉の的確さやユーモアが子どもたちの心を
いい意味で揺さぶっているのがわかる。
さすがプロ。
 
やはり子どもたちにはいろいろな芸術体験が必要だなあ、と
みんなの楽しそうな満足そうな表情を見ていて改めて思ったのでした。
 
この様子は社協のブログでも紹介してくれています。

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