田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2012年05月

やっぱり選管からチェックされちゃいました。
5月23日の文章の最後が「公職選挙法違反」ですと。
 
選挙後は当選、落選に関わらず「お礼」をしては(書いても)いけないので、
最後の一文を削除しました。
公職選挙法を守ると
「選挙中はお願いに来るくせに選挙終わってお礼状もなしってどういうことっ!?」
って市民の方に怒られちゃうんですよねえ・・・
選挙期間前のパンフも違反だから配らなかったら
「あんた、やる気あんの?」って言われちゃったし。
 
ある政党の人の言葉
「厳密に言ったら選挙でやることはすべてが違反だけどすべてがセーフ。
だからとりあえずチェックが入るまではやる」
んだそうです。
 

昨日は日高くるくるねっと http://kurukuru-net.jimdo.com/ のメンバーと
山梨県都留市の小水力市民発電所を見学してきました。
都留文科大学を卒業したメンバーに案内してもらいました。
 
市の、環境や自然エネルギーへの確固たる考え方のもとに、
市民との協働(資金も含め)によって実現したこれらの発電所、
そしてそこから派生した暮らしへの取り組みや農業への活用への発展は
うらやましい思いがしました。
 
ちょっと前の動画ですが、私が説明するよりもこれを
見ていただければ概要がわかると思います。
 
都留市のこの取り組みは、
発電した電気が市役所で使われ、売電による市の収入にもなっていること、
水車が町のシンボルにもなり、子どもたちへの環境教育にもなっていること、
建設の際に募集した市民債には4倍ちかい応募があったことなど
環境についてだけでなく、お金の使い方、事業のやり方、市民との協働についても
参考になることが多いと思いました。
 
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家中川小水力市民発電所
「元気くん1号」
下掛け型 最大出力20Kw
 
1号、2号による市役所の電気使用量の削減割合は平均で40%にもなるそう。
 
 
 
 
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← 「元気くん2号」  開放型上掛け水車
   最大出力19Kw
   このすぐそばには民家があるので、防音の工夫もされていた。
 
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                                  ↑ 「元気くん3号」  らせん型
                               最大出力 7.3Kw
                               小学校のすぐ裏にあるが、らせん型はすごく静か。
                               落差1mでOKらしい。                 
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まちの中を中を流れている、もともとは江戸時代に整備されたという用水路。かなりの水量と流れの速さ。
水利用の歴史があるから受け入れられた
事業なのかもしれない。
 
日高にも昔は20以上の水車があったというけど、水量が今とは比べものにならないくらい多かったんだろうなあ。
 
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発電した電気を利用して、水耕栽培の試みをしている。
アイスプラントやわさびを作っていた。
市内スーパーにも出荷しているという。
今後はアロマオイルやアロマウォーターも売り出したいという。
産業観光課と観光振興公社が協力して始めたそうだ。
 
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プロジェクトの一番始めに試したのが
この小さな小さな装置による発電だそう。
おもちゃのようなプロペラだ。
電球1個くらいの発電量だそうだ。
 
千里の道も一歩から!
何事も始めないと始まらない。
 
 
 

今日は山口永子さんと一緒にある企業の社長さんにお会いしました。
私たちの今の状況を気遣ってくださったあと、
ベトナム戦争のときアメリカに対して一歩も譲らなかった
南ベトナム共和臨時革命政府の外務大臣グエン・ティ・ビンさんの話をされました。
市民活動やネットワークをつくることで世論、世界を動かし、
ベトナム戦争を終結に導いた女性。
 
何気ないような感じで話し始めた話題でしたが、
たぶん私たちのために用意してくれていたのではないでしょうか。
グエンさんの話はスケールが大きすぎますが、
「あなたたちの原点に戻りなさい」と言われたような気がしました。
私たちが興味を示すと、さっと立ってグエンさんの本を持ってきて
さらりと 「お貸ししますよ」
さすが一流企業の社長さん、話の内容とさりげなさが違います~。
 
私は今後のことはあまり考えていませんが、
たぶんこれまでやってきた市民活動は続けるだろうと思います。
時間ができますから、これまでより丁寧に取り組みたいし、
新しいことにも挑戦したいと思っています。
 
 
 

高麗小学校4年生に朝の読み聞かせをしてきました。
読み聞かせボランティアの世話役の方に頼んで代わっていただきました。
 
食物連鎖を題材にした安東みきえさんの短編「いただきます」を読みました。
作品のおかしみと最後のブラックな感じが4年生にわかるかな?と思いましたが、
どうして、みんなわかってくれました。
子どもの理解力はすごい。
 
子どもたちには申し訳ないけど、私の心のリハビリをさせてもらいました。
読んでいるうちに、自分の心がゆるやか~になっていくのがわかりました。
 

選挙期間中のブログ更新はできないので久しぶりの更新です。
 
友人にも親族にもみんなの会の会員にも「無謀」と言われた市長選出馬でした。
結果は惨敗。
初めて市議に当選したときの票数にも満たない4875票でした。
しかも私の辞職による市議補選結果は、みんなの会の議席も女性議員の議席も減らし、
保守系の議席を増やしただけの、まったくもって大失敗です。
 
それでも私に出て欲しいと言ってくれた人たちがいて、
強大な組織力に立ち向かう形であっても、最後まであきらめずに
一緒に戦ってくれた支援者がたくさんいてくれたことに
本当に本当に感謝でいっぱいです。
 
今回の選挙運動は、みんなの会のメンバーがほとんど市議補選に関わらねばならず、
「田中まどかさんを応援する会」を作って応援してくれた方たちは
みんな選挙運動初めての人たちばかりでした。
ご年配の支持者ももちろんいましたが、平均年齢44歳という若い若いスタッフでした。
ウグイスも初めて、選挙カーの運転も初めて、なにもかも初めての人たちばかりで、
よく最後まで戦えたと今更ながら思います。
資金はほとんどカンパです。
 
公職選挙法を守ってやる、という方針も崩しませんでした。
だから、ほかの候補者がばんばん印刷物を配るのが容認されたり、
私と山口さんのポスターだけが13カ所で傷つけられていたことも
とても悔しく思いました。
 
でも、苦しみながらも、実際は笑いの絶えない楽しい現場でした。
結果が出たときも、みんながお互いを気遣いながら穏やかに過ごしました。
取材に来る記者さんたちほとんどが「ここの雰囲気、いいですね」、
最終日に来た記者さんは目を潤ませて「素晴らしい人たちばかりですね」と言ってくれました。
 
選挙の神様に言わせれば、「勝たなきゃ意味ない!」のでしょう。
「青いこと言ってんじゃない!!」のでしょう。
 
戦力が分散してしまうことがわかっていながら
市議補選にも候補者(山口永子さん)を出したことは
端から見るとあり得ないのかもしれませんが、
女性議席を確保すること、山口さんが市議になることが
日高市の将来のためになると信じての挑戦でした。
 
そのとき、そのときでベストと思う選択をしてきて、でも結果が出なかった。
それは仕方ない。
この苦い経験を今後にどう活かせるかが、市民の皆さんへの責任の取り方につながります。
正直、今は何も考えられない状態ですが、少し休んでこれからを考えます。
 
それにしても、市長選なのに50%に満たない投票率の低さはどうでしょう?
私たちが戦ったのは相手候補者だけでなく、この市民の無関心でもありました。
だから、選挙期間前から駅に立って「選挙に行きましょう」キャンペーンをしてきました。
 
今回、私たちは、強大な組織力と、今までのままでいいという日高市民の気質と、
選挙への無関心、そのいずれもに敗れました。
そのいずれもが日高市にとって良いことだとは、絶対に思えない。
変えなきゃ、という思いはまだまだ強くあるのですが・・・
今の私の力不足はいかんともしがたい。
 
とにかく、少し休みます。
 

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