6月議会でも質問した学校防災マニュアル。
3月の震災で明らかになった新たな課題について見直しがされたのかどうか。
3月11日、市内の学校の対応には相当ばらつきがあった。
早々に下校させた学校もあれば、通常どおり放課後子ども教室をやった学校もあった。
下校も、一斉下校したところもあればふつうに学年ごとに帰したところもあった。
踏切が開かなくて困ったり、両親が帰宅できなくて1人で過ごした子もいた。
6月議会では、今後そういうことのないようにマニュアル見直しを、という質問だった。
そのときの答弁では、休み中に全校のマニュアル見直しについて把握するとのことだった。
で、把握した結果、各校の対応はほぼ同じだったが、想定する地震の震度などに
違いがあったので教育委員会としての基準を示し統一したとのことだ。
そして震災以前には想定されていなかった課題
(外部との通信手段、下校方法、保護者の帰宅困難、子どもの心のケアなど)
について盛り込まれ、見直しがされたとのことなので、ひとまず安心。
しかし問題は、それが学校内だけで周知されていても意味がないということ。
保護者はもちろん、学校応援団、登下校時の見守りボランティア、地域の方々に
周知されていなければ、地域みんなで子どもたちを守ることはできない。
説明会やプリント、回覧板などで地域にも周知を、と要望した。
答弁は学校だよりや回覧板、地域の集会時での周知に努める、とのことだった。
「周知しようとしていた矢先の災害でした・・・」なんてことのないように、
スピードあげて周知に取り組んでほしいと思う。