田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2011年12月

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23日のコメントに、議会は傍聴者のことを考えてないというご意見がありました。
私が2年前、議員になって最初に感じたことは、「議員って上から目線の人たちだな~」ということ。
もちろん、全員がそうではありませんでしたが、
言葉の端々に特権意識が見え隠れしていました。
議会改革検証委員会に、傍聴資料の充実を会派で提案したときも、
「傍聴者のために議会をやっている訳じゃないから必要ない」と言われました。
 
ところで、傍聴席の入り口に掲げられたこの看板もなんとなく「上から」って感じしませんか?
もう少し柔らかい表現にしたほうがいいと思うんですけど・・・。
これじゃ「見せてやるからこれ守れよ」って感じです。
 
「異様な服装」って・・・どんな格好してたら「退出してください」って言われちゃうんだろう?
想像するとちょっと笑っちゃう・・・とかとかとか?
 
この看板はともかく、市議会のHPには傍聴について丁寧に詳しく載っていますので、
ぜひ参考にされてみなさん傍聴にいらしてください。
 
正式な傍聴規則はコレ↓
 
 

23日付けで市のHP http://www.city.hidaka.lg.jp/6,20409,22.html に載った情報によると、
12月14日の学校給食1食分を検査したところ、
放射性ヨウ素不検出、放射性セシウム134,137ともに不検出だったとのことです。
(検出限界値10ベクレル/Kg )
とりあえず安心しました。
 
しかし、12月議会での教育委員会の答弁では、
この検査の回数や頻度、検査期間などについて、はっきり答えていません。
未定ということなのか、予算(検査費と言っていた)が続く限りということなのか・・・。
 
1食分をミキサーにかけて検査する方法は、
体内に取り込んだ放射性物質の累積をみるのに有効ですが、1回だけでは意味がありません。
ある程度の期間続けなければ数値を積み上げられないからです。
 
そして、この結果がHP上に公表されたのが2学期終わってから。
検査日程上、仕方なかったかもしれませんが、
検査をすることと公表することは決めてあったのだから、
学期末に「ただいま調査中。結果が出次第HPで公表します」ぐらい告知してもよかったのでは?
 
HPにも「一部に放射能の給食への影響を心配する声を受けまして・・・検査を依頼いたしました」
とあるように、なんか放射能の影響を心配している「一部の人」が言うからやりました、っていう感じだし、
日高市の子ども全体を考えての検査ではないように受け取れます。
だから全保護者に知らせるべき事柄ではない、ということでしょうか?
 
直近の議会でこのことについて質問した議員であり、
中学生の保護者でもある私が、うっかりHPを見るのを怠っている間に公表されていました。
これでは心配している「一部の人」も知らないままなのでは?
「知らなかったのはあなたのせい、私たちはちゃんとHPに載せましたよ」
・・・いつまでこんなやり方で「情報公開」していくのでしょうか?
情報を提供すべき相手(今回の場合は市内の全保護者)がはっきりしているのに、
「見つけた人だけしか知りえない」情報の出し方って、今の時代ありえない!
まさか・・・現場の先生たちが知らないってことはないですよね??
 
せめて新学期にお知らせがあることを信じています。
 
 

今日は東北応援隊のメンバーに誘われて餅つきをしました。
と言っても、私は食べに行っただけですけど
 
この写真、「HAPPY」を切り取ったようだと思いませんか?
 
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日高ってほんとうにいいところだなあ・・・としみじみ。
 
でもこの瞬間にも、東北では仮設住宅で寒い思いをしている人がいて、
親から虐待されている子どもがいて、
世界には戦争や飢えで苦しんでいる人がたくさんいる。
 
日高に住めることを私たちは本当にありがたく思わなきゃいけないし、
いつも心のどこかに苦しんでいる人たちの存在を思っているべきだと思う。
 
でも「罪の糖衣でくるまれたケーキなんていらない」という言葉のように、
私たちが今自分たちの目の前にある幸福に罪悪感を持つことはないと思う。
私たちはそれを心から楽しんでいいんだと思う。
 
 
罪悪感から苦しんでいる人を助けるわけじゃないんだから。

さて問題です。タイトルの○○にはどんな言葉が入るでしょう?
 
ちなみに改選前に日高市議会で行われていたのは議会改革「検証」委員会。
なぜ「推進」委員会でなかったのか?
まあ、それはいまさら言っても仕方ないので置いといて・・・
 
そこでの成果は、議会だよりに議案審査結果一覧が載るようになったこと
つまりどの議員がどの議案に賛成したか、反対したかがわかる一覧表ができました。
これは評価できます。
それから一般質問した議員の顔写真が載るようになったこと。
非公開だった全員協議会が公開になったこと。
 
しかし、執行部が同席しない議員だけの全員協議会や代表者会議はいまだ非公開。
議会のテレビ中継もインターネット中継も先送り。
反対討論、賛成討論両方なければ議会便りには討論は掲載しない。
傍聴者への資料配付も充分でない。
などなど、まだまだ開かれた議会とは言えない状況です。
 
今議会中に新たな議会改革のための委員会が立ち上がりました。
しかしこれについても疑問符がいっぱい。
改選後早々に立ち上げるべきだったのに、今までのびのびになっていました。
なぜのびのびになっていたか??・・・ワカリマセン。
みんなの会と民主党は再三立ち上げを要望していたのにスルーされていたのです。
 
委員会立ち上げの話し合いもとても民主的とはいえないものでした。
委員長に立候補した人がいたのに無視。
なんだか仕組まれたように委員長と副委員長が決まり、
議長が、「書記は田中さんと、平井さん、池田さん女性3人でお願いします。」
さすがにこれには平井議員が「性別による役割分担ならお断りします!」ときっぱり。
男女共同参画的にはまずい言い方でしたね、議長。
 
私は今までの議会での苦い経験(決まったことが簡単にひっくり返る)から、
とにかく 「記録」 と 「公開」 と 「議会だよりへの報告掲載」 を望んでいたので、
書記は引き受けることにしました。
本当はみんなの会と民主党は、任意の委員会ではなくて「特別委員会」にしたかったのですが、
正式な特別委員会だと本議会で承認された日にしか開けないので
なかなか進展しないだろう、ということで、
「記録をとる」「一般公開する」「議会だよりに経過を載せる」を条件に
任意の委員会にすることに同意しました。
 
それにしても・・・のっけからこんなことで「議会改革」が進むのでしょうか?
テレビ中継もすんなりとは行かないみたいだし、
議会基本条例や議員倫理規定を作ろうとか言ってるけど、
くだんの先例集をそのまま議会基本条例にすればいい、なんて
ブラックジョークとしか思えない発言をする方が委員長になったので、
私は正直暗澹たる気持ちでいます。
 
でも市民の意志を反映させるために議会改革は進めなくてはなりません。
成果が出るよう、この状況の中でも最大限力を出していきたいと思います。
 
1月の委員会で名称が決まります。
また「検証」なのか。「推進」になるのか。
よもや「議会改革ほんとはやりたくないんだけどね委員会」なんてことはないでしょうねえ・・・
 
 

今議会に小学生を持つ保護者79名から出されていた
「子どもの被ばくゼロを目指す」ための放射能対策の実施を求める請願が
今日、採択されました。
 
請願の要旨には、親たちが子どもたちを被ばくからどう守るか悩み苦しんでいること。
日高市の子どもたちの健康と安心な未来を第一に考えて
具体的な対策を進めてほしいことなどが書かれています。
 
若いお母さん、お父さんたちが短期間に79名もの署名と捺印を集め、
請願という法的な手段に訴えて、子どもたちを守ろうとしていること、
本当に尊い行動だと思います。
 
総務福祉常任委員会の審議でも、今日の採決でも問題なく通りました。
さすがにおじさま議員たちも、これには反対できないでしょう。
紹介議員になった保守系議員を提出者として、
「福島第一原発崩壊による放射能汚染から子供と国民の健康を守る対策を求める意見書」
も国に出しました。
 
なんか珍しくちょっとまともな議会みたい (←独り言)
 
しかし、実際の市の対応は、この請願を出した方たちの思いにぜんぜん追いついていません。
16日にも書いたように、煮え切らない答弁と、スローモーな対応は、
近隣市の市民からも驚かれるほど遅れています。
 
「安心して子育てできる環境を整える」・・・いつも市長が言ってることです。
その言葉どおり、ぜひ今一番子どもの健康に影響している放射能問題に
正面から向き合って対処していただきたいと思います。
 
そして議会は、この請願を採択したのですから、市にきちんと対応を求めていかなければなりません。
一般質問で放射能問題を取り上げたのは共産党とみんなの会だけでしたが、
ここはひとつ!請願を引き受けた勢いで保守系の方にも頑張っていただかないと!!
 
 
 
 
 

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