田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2011年05月

なんか使い倒されている感じの「絆」って言葉ですが、
震災のあと、普段からの近所、友人とのつながりが大切だということを
みんなが痛感したと思います。
 
それを地道に続けている人が日高にもたくさんいらっしゃると思いますが、
その一つ、清流地区で数ヶ月おきに開かれる「清流青空マーケット」。
これは無農薬で自家採取可能な種を育てている「たねの森」の紙さんご夫妻が
地域交流を目的に開いているマーケットです。
 
昨日はあいにく青空ではなく、清流公会堂での開催でしたが、
写真のように、老若男女でごった返すほどの盛況ぶり。
そこでつどい、買い物し、食べ、会話し、知り合っていく。
若い人が手作りのパンやお菓子やアクセサリーを並べるとなりで
地元の農家さんが野菜やその加工品を売る。
お互いに紹介しあったり、作り方を教え合ったりして交流していました。
 
こういうことを「外から」入ってきた若いひとたちがやっている。
もちろん応援してくれる地元の人たちの協力なしにはできないけど、
たぶんいいようにとる人ばかりとは限らない。
日高に限らないけど、保守的な土地では「よそ者」は歓迎半分、目障り半分なのだ。
 
でもこれはマーケットに来ていた地元のおばあちゃんが言ってた言葉ですが、
「だからって、地元の人が何したっていうの?してない人ほどうるさいのよ」
こういう理解者をだんだん増やしていきたいですね。
その点、紙さんは静かに柔らかく土地になじんで輪を広げていっている。すごいです。
 
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午後はその紙さんが中心になっている「地域循環型の暮らしを進める日高市民の会」
通称「日高くるくるねっと」主催の自然エネルギーについての学習会。
エコテックという会社の方を講師に、太陽光パネル、雨水利用タンク、ペレットストーブなどの
利用について学習しました。
会場の高麗の郷生涯学習室は満員。こちらも老若男女まぜこぜ。
予想以上に若い人の「次世代に負担をかけないエネルギー」への関心は高く、
どうしても経済の枷がとれない政治とは確実に違った流れを感じました。
 
どうして日本は誰かの顔色ばかりうかがっているのでしょう?
ドイツのように、何が大切かを真剣に、国民の目の前で議論して、
間違っていたことは率直に認めて素早く修正していく、
なぜそういう政治ができないのでしょうか?
 
夜は消防団の歓送迎会へ。
震災でクローズアップされ、その役割が重要視されている消防団。
でもここではそれを支える団員の悩みが見えました。
 
それぞれ仕事があるのでみんなが集まれる早朝に訓練するのだとか、
出かけるとき「また消防?」と家族に言われてしまうせつなさとか、
なかなか団員が確保できないこととか・・・
 
「もしかして出動したまま帰らない可能性だってある役目だから、家族の理解が得られるよう配慮したい。」
とは分団長の言葉でした。
地域を守る方たち、それを支える家族のことを、考えないといけないですね。
 
今年は30数年ぶりに武蔵台から団員が入ったとのこと。
嬉しいけど、30数年ぶり・・・って・・・・なんとか増えないものかしら。
 
 
 

今日はあいにくの雨で、武蔵台小学校と高麗小学校の運動会が延期になってしまいました。
予報だと明日もあさってもできそうにありません。
先生方も判断が大変。保護者も仕事の調整やお弁当の用意が大変。
でも天気ばかりはしかたありませんね。
 
午後はNPO法人あおーらの定期総会へ。
飯能福祉センターの大会議室がいっぱになるほどの盛会で、
来賓として飯能からは沢辺市長始め、多くの市職員、社協職員、多くの市議が参加していました。
しかし、日高からは副市長と2~3人の職員、市議は私を含め4人だけでした。
しかも全員新人議員。保守系ベテランのおじさまたちは誰も来ていません。
 
日高市は市内に精神障がいを持つ方たちの通所施設がないので、
飯能に施設を持つあおーらさんにお世話になっているのに・・・
 
困ったのは来賓祝辞で、日高市議会代表?として私が指名されたことです。
でも考えたら今日来ている日高市議の中で、なんと私が一番の古株だったのです。
議員になってまだ1年5カ月なのに!!
飯能市長、日高副市長、飯能市議会副議長の次に私ですかっ!
僭越ではございますが・・・・とは言わなかったけどさ・・・
これでいいのかな~日高市議会・・・
 
夜は子ども劇場のキャンプ実行委員会へ。
今年は子ども夢基金から助成金をいただいて一般募集もするので、慎重になります。
でも危険やチャレンジを排除しては、つまらないキャンプになってしまうので、
これからスタッフと大胆な計画と細心の準備をしていきます。
 
 

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21,22日は高麗神社で行われた高麗郷チャリティバザールに
われらが東北応援隊も出店しました。
出店に際し、無理なお願いを聞いてくださった
高麗神社さんとバザール主催者の高麗郷`Sさんに感謝です。
 
それに先駆けて東北仕入れ隊が2日間で1000キロを走るという
強行軍で仕入れてきた東北の物産や土産物をはじめ、
隊員それぞれが東北の知人などを通じて仕入れたものを並べた店内は
予想以上のお客様が来て下さり、高めの値段設定にも関わらず
多くの方が買っていって下さいました。
小学生たちもお小遣いで手が届くアクセサリーや布製品を買ってくれました。
 
店内に掲示した応援隊の紹介や仕入れ隊の被災地報告を
熱心にみてくださったり、中には応援隊に入ってくださる方も!
 
この支援を通じて知り合った人たちも、いままでは打ち合わせが多かったけど、
こうやって実際に作業したり、一緒に汗を流すと、ぐぐっと仲間意識が強まりましたね。
 
ここから派生した「地域循環型の暮らしを進める日高市民の会」では
署名活動もしていて、市長への要望と6月議会への請願に向け、頑張っています。
29日には自然エネルギーに関する学習会も予定しています。
興味のある方は5月29日(日)14時~16時高麗の郷へ行ってみてくださいね。
 
 
 

昨日は臨時議会でした。
開会に先立ち、議員懇談会が開かれました。
自己紹介のあと、いろいろな確認ごとがなされましたが、
その中で議長選挙のやり方についても話合われました。
 
「立候補制」と言うと地方自治法に触れる、というのが事務局の見解なので、
「議長選挙に先立ち、所信表明を行うやり方」については「やる」ことにすんなり決まり、
その所信表明を議場でやるか、全員行協議会室でやるかで採決になりました。
議場でやることに賛成は18人中9人。
ここで座長が「では議場でやることにしましょう」と言い、
私たちの希望どおり議場で、傍聴者の前でできることになりました
 
開会前に議長候補、副議長候補それぞれ所信表明をし、開会後に投票をしました。
議長候補に手を挙げたのは田中、稲浦議員、安藤議員。
投票結果は田中5、稲浦議員4、安藤議員7、鈴木議員2。
(所信表明しない人にも投票は可能で、有効)
副議長に手を挙げたのは横山議員、山田議員、森崎議員。
結果は横山議員4、山田議員6、森崎議員5、池田議員2、白票1。
 
議長:安藤重男議員、副議長:山田一繁議員 に決まりました。
 
臨時議会前日まで、いやいや当日の朝までこそこそとした動きがあったようです。
「有用な根回し」や「ねばり強い説得」ならわからないでもないけれど、
取引や、談合や牽制・・・うんざりです。
 
敗れることがわかっていても、私はやれることをやるだけ。
以下は議長選挙に臨んでの私の所信表明の全文です。
 
田中まどかです。議長候補としての所信を述べさせていただきます。
 
これまでも市民の議会に対する関心の薄さが言われてきましたが、さきの市議会議員選挙が無投票になったことで、ますますその傾向が強まるのではないかという危機感は、ここにいらっしゃる皆さんがお持ちだと思います。私は、市民のみなさんにもっと関心をもっていただき、それによって議会の活動も活性化するよう、議会をもっと市民に開かれたもの、わかりやすいものにしなければならないと思っています。そのことにより、二元代表制の片翼である議会本来の役割、「行政のチェック」と「政策立案」の機能を高め、市民の声をしっかりと市制に反映させられる議会になると思っています。
 
 そのための具体案としては、この議長立候補制の正式な導入、全員協議会、代表者会議の市民への公開、傍聴者への資料の配付、議会だよりの紙面充実、先例集の見直し、ケーブルテレビやインターネットによる議会中継の導入、議会報告会の実施などを進めていきたいと考えています。
 
 もちろん、その実現のためには、前期におこなわれた議会改革検証委員会での協議をさらに進めるべく、あらたに議会改革のための委員会を立ち上げ、これを特別委員会として市民に公開し、市民参加のもと、先に挙げた具体案を含めて議会改革をみなさんとともに進めてまいりたいと考えています。
 
 最後になりましたが、議長として中立・公正をまもり、議員が十分な議会活動を行い、活発な議論や研究のできる、民主的な議会運営をめざす決意をお伝えして、私の所信表明を終わります
 
議長選挙のあと、各委員会、一部事務組合の人事を決め、
そのあと、やっと市長提出議案の審議へ。
先決処分3件。いつもだったらすんり可決だったろうけど、
つっこんだ質疑が新人議員を含め複数議員から出され、
執行部が回答に詰まり暫時休憩を申し出る場面も。
質疑によっていろんなことがわかってくる快感。
いつもこういう活発な質疑、議論が行われるのがいいですよね。
 
議会閉会後も全協があり、すべての日程が終わったのは5時近く。
高麗中や武蔵台小のPTA総会に招かれていた議員は、欠席せざるをえませんでした。
 
 
 
 

今朝、父が亡くなりました。
私の議員活動にはいっさい口を出さない人でしたが、
初当選のあと、「無関心と戦うのはきついぞ」と言った言葉が、
唯一の父の私への憂慮であり、激励であったと思います。
 
明日は臨時議会です。心を強く持って臨みたいと思います。
 

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