26日(日)、鶴ヶ島市海洋センターで行われていた
子どもフェスティバルをひとりで見てきました。
今年は「こどものまち」と合体したというので
ぜひ見に行きたいと思っていたのです。
秋晴れのもと、野外では中高生による太鼓や舞踏が披露され、
芝生の広場では子どもたちが自由に遊び、
学童や市民団体によるうまいもの屋が並び、
体育館の中ではこどものまちが大盛況。
「こどものまち」はもともとドイツのミュンヘンで行われていた
「ミニ・ミュンヘン」がルーツ。
日本でも千葉県の佐倉市とか埼玉県でも草加市などでやっている。
まちには通貨があり、子どもたちは市民登録するとなにがしかの資金をもらい、
まちに繰り出す。買い物をしてもいいし、銀行に預けてもいい。
職安があるのでそこで職をみつけ、働きたいお店で働いてお金を稼ぐ。
働くと店長からお給料がもらえる。
この日は駄菓子屋やアクセサリー屋さんなどの定番のほかに
写真スタジオやネイルアート、皿回し、なんでも相談所などもあって、
みんな楽しそうに働いたり遊んだりしていた。
そういうと「ああ、キッザニアみたいなもんね」という人が多いが、
キッザニアとの決定的な違いは「ルールを決めるのも子ども」だということ。
大人の決めたルールの中で遊ばされるんじゃなく、
臨機応変に子どもたちが試行錯誤しながらルールを決めていく。
一見会場はカオス状態。でもよく観察するとちゃんと成り立っている。
てきぱきと従業員?や客をさばく「子ども店長」たち。いやいや、あなどれないですよ。
この日野外で演じていたのは飯能の
自由の森学園の中高生。
娘達が通っていた学校なので
見物というより応援っていう気持ちに
なっちゃった・・・
写真がへたですみません。
中も外ももっとすごいいっぱい人がいたのに
あんまり写ってないね・・・
「こどものまち」
サポーターの若者とスタッフ以外
大人はみあたらない。
たいがいの大人はこの「ぐちゃぐちゃ状態」に
耐えられないらしい。
教えたがり、直したがり、口出したがりの
大人が入らないようにしてるんだって。
やるなあ~
日高市でも以前子どもフェスティバルをやっていたけど、
ここ何年もやっていない。ぜひやりたい、と思う。
先日立ち上がった「子どもがまんなかあったかねっと やじろべえ」でも
それが当面の目標だ。
しかし・・・・鶴ヶ島で思い知らされた日高との違い。
それは行政の関わり方、というか市民と行政のつながり方。
まつりの中心はもちろん市民なのだが、スタッフに市の職員がたくさんいるし、
この日は市役所との往復バスも出ていた。
市民発の「協働」がちゃんとできている。それも「子ども」を切り口にして。
でもうらやましがっていても始まらない。
少しずつでも実現に向けて動こう!と思います。