田中まどかのブログ~まどから風を~

日高市議会議員 田中まどかのブログです

2010年09月

26日(日)、鶴ヶ島市海洋センターで行われていた
子どもフェスティバルをひとりで見てきました。
今年は「こどものまち」と合体したというので
ぜひ見に行きたいと思っていたのです。
 
秋晴れのもと、野外では中高生による太鼓や舞踏が披露され、
芝生の広場では子どもたちが自由に遊び、
学童や市民団体によるうまいもの屋が並び、
体育館の中ではこどものまちが大盛況。
 
「こどものまち」はもともとドイツのミュンヘンで行われていた
「ミニ・ミュンヘン」がルーツ。
日本でも千葉県の佐倉市とか埼玉県でも草加市などでやっている。
まちには通貨があり、子どもたちは市民登録するとなにがしかの資金をもらい、
まちに繰り出す。買い物をしてもいいし、銀行に預けてもいい。
職安があるのでそこで職をみつけ、働きたいお店で働いてお金を稼ぐ。
働くと店長からお給料がもらえる。
この日は駄菓子屋やアクセサリー屋さんなどの定番のほかに
写真スタジオやネイルアート、皿回し、なんでも相談所などもあって、
みんな楽しそうに働いたり遊んだりしていた。
そういうと「ああ、キッザニアみたいなもんね」という人が多いが、
キッザニアとの決定的な違いは「ルールを決めるのも子ども」だということ。
大人の決めたルールの中で遊ばされるんじゃなく、
臨機応変に子どもたちが試行錯誤しながらルールを決めていく。
一見会場はカオス状態。でもよく観察するとちゃんと成り立っている。
てきぱきと従業員?や客をさばく「子ども店長」たち。いやいや、あなどれないですよ。
 
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この日野外で演じていたのは飯能の
自由の森学園の中高生。
娘達が通っていた学校なので
見物というより応援っていう気持ちに
なっちゃった・・・
 
写真がへたですみません。
中も外ももっとすごいいっぱい人がいたのに
あんまり写ってないね・・・
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「こどものまち」
サポーターの若者とスタッフ以外
大人はみあたらない。
たいがいの大人はこの「ぐちゃぐちゃ状態」に
耐えられないらしい。
教えたがり、直したがり、口出したがりの
大人が入らないようにしてるんだって。
やるなあ~
 
 
 
日高市でも以前子どもフェスティバルをやっていたけど、
ここ何年もやっていない。ぜひやりたい、と思う。
先日立ち上がった「子どもがまんなかあったかねっと やじろべえ」でも
それが当面の目標だ。
 
しかし・・・・鶴ヶ島で思い知らされた日高との違い。
それは行政の関わり方、というか市民と行政のつながり方。
まつりの中心はもちろん市民なのだが、スタッフに市の職員がたくさんいるし、
この日は市役所との往復バスも出ていた。
市民発の「協働」がちゃんとできている。それも「子ども」を切り口にして。
でもうらやましがっていても始まらない。
少しずつでも実現に向けて動こう!と思います。
 
 

9月議会が今日閉会しました。
市側から出された議案は21年度決算、22年度補正予算などすべて承認されました。
が、しかし!!!
わが民主・みんなの会連合が提出した
「議会の議決すべき事件を定める条例」と
「議長の議会招集権に関する意見書」の2件は否決されました。
 
総合計画はじめ市の基本計画に議会も関わっていきましょう、
という条例案を否決するってことは、
みずから「私たち議会は蚊帳の外でいいのよ」って言ってるってことですよ!
 
議会招集権を今まで通り市長だけに持たせ、議長には持たせなくていい、っていうことは、
日高市が第2の阿久根市になってもかまいません、っていうことですよ。
 
この二つを議会が否決するってことが信じられない。
本当に議員のみなさん、内容が解って反対されているの?
 
しかも議会運営委員会に付託された「議会の議決すべき・・・」は
委員会で質疑なし、討論なし、採決で「異議あり」・・・で否決。
今日審議された「議長の議会招集権・・・」についても
質疑なし、反対討論なし、採決で「異議あり」・・・で否決。
 
議案に異議があるなら、質疑してほしい。
反対ならなぜ反対なのか討論してほしい。
質疑なし、討論なし、でも異議あり。黙って反対。
このやり方、いいかげんやめてください!
もし市民に「これなんで否決されたの?」って聞かれても
反対理由が何も述べられていないので説明ができません。
なによりそれが悲しいです。
 
こんなことしてるから「議会なんていらない」って言われちゃうんじゃないですか?
総務大臣に片山さんがなり、これでますます地方分権が進むでしょう。
日高市議会、このままだと取り残されちゃいます、きっと。
 

19日は憩いの森サポートクラブの主催で
日高総合公園でコンサートがありました。
コンサートと並行して、ステージのまわりでフリマが開かれ、
子ども劇場も出店しました。
 
ジャンベやギターやキーボード、そして爽やかで熱い歌声が聞こえる中、
木陰でゆるゆるとモノを売り、まわりの人としゃべり、気に入ったモノを買う。
なんだか夏の終わりを満喫した感じです。
 
憩いの森サポートクラブは、総合公園内の民有地の手入れをし、
里山保存をめざしている団体です。
そのメンバーの手によるステージや客席はほんとうに素敵でした。
「平和」をテーマにしたコンサートでしたが、この空間そのものが平和の象徴のようでした。
戦争の対極にある平和も大事。小さな争い事のない平穏な生活も大事。
個人の心の平和も大事。いろいろな「平和」を考えた一日でした。
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出演者は日高のみならず全国から
手弁当で駆けつけたとのこと。
 
 
このゆったり感、すてきでした~
 
 
 
 
 
 
 
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憩いの森サポートクラブのスタッフ。
最後は会場のみんなと「もみじ」を合唱。
 
 
 
こういう市民の活動が続いていくよう、
応援していくのも私たちの仕事ですね。
 

ここには書かずにきましたが、「日高市の子育てを考えるネットワーク」という仮称で
何回か日高市の子育て支援をしている人たちや子育て当事者に
月いちで集まっていただいていました。
それが、18日、子どもがまんなかあったかねっと「やじろべえ」として発足しました。
 
会合は毎回メンバーが増えていき、幼稚園の先生、学童の指導員、子育てネットの代表、
学習障がい児を持つ親の会の方、子どもに関する研究員の方もいます。
もちろん、子育ての当事者として個人的に参加されているひともいます。
紆余曲折の話し合いでしたが、やっと名前も決まり、発足できました
 
「やじろべえ」は、ふらふらしてるようで軸があり、へこたれない、倒れない。
ユーモアがあってアナログな感じ。いいんじゃない?
 
本当は市がこういうネットワークをつくっていくのがいいと思いますが、
なかなか市の腰が上がらないようなので、仲間を集めてつくっていこうと動きました。
当面はメンバー相互の情報交換と市への働きかけを目的としていきたいと思っています。
参加されたい方、団体はぜひご連絡ください。
一緒に日高の子育て、子育て支援、子ども支援について考え、行動して行きましょう!

18日午前中、高麗中学校の運動会へ。
秋晴れの空と日和田山に見下ろされながらの運動会は
100人に満たない小規模校ですが、元気いっぱい、
そして真剣さもユーモアもめいっぱいの爽やかさでした
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この環境と子どもたちの育ちを
守っていきたいですね!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
午後は円より子さんの「女性のための政治スクール」へ廣川議員と行って来ました。
この日の前半の講師は俳優の中康次さん。時代劇や舞台で活躍されています。
(還暦を過ぎているのにチョーカッコイイ身長は191cm!)
 
イチロー、石川遼、浅田真央、タイガー・ウッズ、オバマさん・・・
「優れたパフォーマンスを見せ、演説やコメントがすばらしい人たちが
共通して持っている身体装置は「軸」である。
そしてその軸はその人の考え方や生き方にも通じていく。」
という持論を説得力たっぷりに話してくださいました。
 
実際に受講者ひとりひとりの姿勢を直してくれました。
自分では真っ直ぐ立っているつもりでも肩が上がっていたり、おなかが前にでていたり・・・
人が直されているのをみると、ほんとによくわかります。
肩を落とし、胸を上げただけで印象がまるで変わります。
人は見た目でなく中身、と言いたいですが、一目で判断されてしまうのも事実。
清潔感と信頼感を感じてもらえるような姿勢と立ち振る舞いができることは大切ですね。
 
後半はディベートの準備。
来月「地方議員のボランティア化の是非」「日本企業における英語公用語化の是非」
の二つについてディベートするので、チームに分かれて作戦を立てました。
これがすっごく面白かった!たとえ自分では賛成でも、反対側として論証しなくてはならない。
理路整然と尋問や反論をするために何のデータが必要か、どんな論法でいくか、
ほとんど初めて話す人たちと作戦を立てる過程がわくわくしました!
私は日本企業の英語公用語化に反対の立場で、
廣川さんは議員のボランティア化賛成の立場でそれぞれディベートします。
チームメンバーとは今度のスクールまで、メールでのやりとりが続きます
 
学校教育でも是非ディベートを取り入れるべきだと思います。
話し合いの途中で感情的になったり、相手の人格否定をしちゃったりってありがち。
議論にならない議会が日本に多いのもそのせいですかね・・・

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