坂戸市議会で先週、4人の議員に辞職勧告決議が出されました。 原爆絵画展に300~500円の協賛金を出したことが公職選挙法違反だという理由です。
たとえ疑わしくとも、告発されて起訴されたのでもな議員に、政治倫理審査会も開かずいきなり辞職勧告はおかしいと、事前にアポを取った上、昨日議員有志で抗議文を提出しに行きました。 しかし議長は不在。正副議長の意向により、事務局には受け取っていただくこともできませんでした。
他自治体の議員からの抗議は「内政干渉」だと言われました。
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いま、民主的手続きをせずに懲罰的処分を出す地方議会が増えています。
それに対し裁判を起こしている議員も私だけではありません。 今回の坂戸市議会の件が良しとされれば、全国の地方議員に悪影響します。
わたしも当事者として黙っているわけにはいきません。 1671000068364
それにしても、不受理とは…
開かれているべき議会としてどうなのでしょうか。 抗議文は文末に載せました。

対称的に、市役所1階ロビーの学校給食に関する掲示が素晴らしかったので見てください。 PXL_20221213_041737412

坂戸市議会議長
藤野 登 様

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                抗議と要請

貴議会の令和4126日 議員提出議案第5号「武井誠議員、中村拡史議員、平瀬敬久議員及び弓削勇人議員に対する議員辞職勧告決議」の撤回と陳謝を求める。
 この決議は多数派による少数派議員へのいじめ以外の何物でもなく、対象となった議員への精神的被害が大きすぎる。
  昨今、地方議会において不当・違法な辞職勧告決議、出席停止、陳謝命令が多く発せられている。
 私たちは少数派議員に対して、これらの人権侵害等を許すことができない。
 以下の理由で抗議する。


1.原爆絵画展に300円・500円の協賛金を出したことが公職選挙法違反にあたる  のか。警察に告発され起訴されたわけでもなく、違反に当たるかどうか確認されていない。
2.坂戸市議員政治倫理条例に抵触するとされているが、審査請求もなされず、審査会も設置されず、対象議員の説明機会も設けられていない。
3.30年続けてこられた原爆絵画展は、平和を求め、二度と戦争をしてはいけないという思いを確認し強くするための市民活動である。その経費負担300円が「政治的または道義的批判を受けるおそれがある」に当たるのか。
4.告発も審査請求もされずに、公職選挙法違反のおそれ、政治倫理条例違反とし、辞職勧告決議を提案し、可決されたことは4人の議員活動に対する妨害であり、人権侵害である。また平和を愛し求める坂戸市民の思いを踏みにじるものである。

すみやかに、本辞職勧告決議の撤回、および謝罪決議を行うことを要請する。
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27日までに文書で回答を求める。

以上

 

多様な議会を模索する会まとめ役    伊藤 正子(埼玉県川越市議会議員)

                      渋谷登美子(埼玉県嵐山町議会議員)

                      末吉美帆子(埼玉県所沢市議会議員)

                      田中まどか(埼玉県日高市議会議員)

                      野田小百合(埼玉県鳩山町議会議員)