7月29日、近隣の女性議議員有志で、ときがわ町のEVバスの視察に行ってきました。
山中博子町議に調整をお願いし、企画財政課長はじめ3人の職員さんと バスを運行するイーグルバスの方の説明を受けました。
その後、実際に新品のEVバスに試乗させていただきました。
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バスには町のマスコットキャラクターのシールが貼られていてかわいい。

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車内はシンプル、床は木目調

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ノンステップ。車いす等にはスロープを出します。

どの自治体も住民の足の確保は重要な課題です。 自治体によりさまざま事情や条件が違いますが、実際に見て、ご苦労されている職員さんの話を聞くと、参考になります。

【EVバス購入の経緯】
 ・これまでの車両が12年を経過し、買い替えを検討。
 ・SDG’への対応や、川越市でのEVバスの実績を考慮して導入。
  (CO2の4割削減)

【購入費】
 ・車両5台 1億1,730万円(1台当たり約1,350万円)
  (国庫補助金3,300万円、特別交付税6,740万円、一般財源1,690万円)
 ・急速充電器3基820万円(1基当たり270万円、補助等なし)
  (1日の走行距離平均252.3Km、EVバスの走行可能距離200K)

【運行経費】

 ・年間約8500万円
   運賃収入2200万円
   県、越生町、嵐山町、小川町からの負担金+特別交付税 約6200万円
   町の負担 約1000万円

【運行】
 「せせらぎバスセンター」からの一斉集散。別の路線にはここで乗り換える。
 路線は8系統あるが、運転手不足等で現在は4系統。代替交通として乗合タクシーを使用(越生タクシー)

【利用者数】
 ・令和3年度105,000人(一日平均300~400人)平成27年度17万8,000人がピーク
 ・時期によっては観光客の利用も多い

【運賃】
 ・町をいくつかのゾーンに分け、ゾーン内は一律220円、ゾーンをまたぐとプラス140円
 ・通勤、通学、高齢者用定期券あり(通学定期に町の補助あり)  
 ・回数券(子育て応援券あり)
 ・運賃は地域公共交通会議で決めている。

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乗合タクシーもあり、運転手不足で運休しているバス路線の代替交通としても使われています。通学にも。

私が特に素晴らしいと思ったのは、近隣の越生、嵐山、小川の各町に交渉して負担金をお願いし、自治体間で連携していること。
「住民の生活圏を考えれば、近隣の各町の駅に住民を運ばなければならない。
そこを通るバスには各町の人も乗れるわけなので、そこは交渉するしかないですね」と。

4月にうかがった鳩山町でも感じたことですが、職員さんが課題を的確に捉え、 解決に向けて意欲的に取り組むことが重要なんだということです。


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