6月議会のご報告4 一般質問③
男女混合名簿の導入について
男女混合名簿の導入については、2017年の9月議会でも質問しています。
その時点では、市内の小中学校で導入している学校はありませんでした。
その時点では、市内の小中学校で導入している学校はありませんでした。
当時、男女共同参画の観点と、LGBTの児童生徒への配慮から混合名簿にすべきだと主張しましたが、
それから4年以上が経ち、今、内閣府男女共同参画局でも特に問題にしているのが、「アンコンシャス・バイアス」です。
それから4年以上が経ち、今、内閣府男女共同参画局でも特に問題にしているのが、「アンコンシャス・バイアス」です。
アンコンシャス・バイアスとは、「無意識の思い込み、偏見」を言います。
10年以上に及ぶ学校生活の中で、常に男子が先、女子が後ろの名簿が使われることで、
無意識のうちに、子どもたちの中に男女の序列や性的役割分担の意識が沁みつき、
それが何気ない日常の言動となって表れてしまう。
そういう意識や言動は、集団全体、社会全体のパフォーマンスを低下させると言われています。
10年以上に及ぶ学校生活の中で、常に男子が先、女子が後ろの名簿が使われることで、
無意識のうちに、子どもたちの中に男女の序列や性的役割分担の意識が沁みつき、
それが何気ない日常の言動となって表れてしまう。
そういう意識や言動は、集団全体、社会全体のパフォーマンスを低下させると言われています。
4月8日付の読売新聞によれば、埼玉県内で男女混合名簿を採用している公立小中学校は、
2021年度で85%に達していたということです。
理由として、「何ごとも男子が先という無意識の性差別を生まないよう配慮が進んだ結果と見られる」とあり、
まさにアンコンシャス・バイアスの防止が普及の一因になっています。
2021年度で85%に達していたということです。
理由として、「何ごとも男子が先という無意識の性差別を生まないよう配慮が進んだ結果と見られる」とあり、
まさにアンコンシャス・バイアスの防止が普及の一因になっています。
ただ、記事では、さいたま市が全166校で採用する一方、
川口市では小学校7.7%、中学校14.8%と地域差があるとも伝えています。
川口市では小学校7.7%、中学校14.8%と地域差があるとも伝えています。
学校では、発育測定やグループ分けなど男女別名簿が必要な場面もありますが、
パソコンのキーひとつで並び替えることができます。何の支障もありません。
パソコンのキーひとつで並び替えることができます。何の支障もありません。
答弁では、なんと今年度から市内12校すべての学校で導入済みとのこと!導入率100%!
昨年度に教育委員会から、ジェンダー平等を進めるため導入するよう校長会に指示を出したとのことです。
実は、私が2017年に質問した際に「導入のメリット・デメリットについて情報収集したい」と答弁した教育参事が、翌年高麗川小学校に校長として赴任。
すぐに男女混合名簿を導入してくれました。
すぐに男女混合名簿を導入してくれました。
一番規模の大きい学校なので、ほかにも広がると思ったのですが、続く学校がありませんでした。
今年度から、教育委員会の指示で100%を達成しましたが、
学校教育法施行規則では、出席簿は校長が作成するとされています。
できればトップダウンでなく、校長が必要性を自ら認識して導入してほしかったと思います。
学校教育法施行規則では、出席簿は校長が作成するとされています。
できればトップダウンでなく、校長が必要性を自ら認識して導入してほしかったと思います。
1980年代から男女共同参画が進められてきましたが、2000年代にバックラッシュ(反動)にあい、
全国的には混合名簿から男女別名簿に戻す学校もありました。
今後はそのようなことが起きないようにしたいものです。
全国的には混合名簿から男女別名簿に戻す学校もありました。
今後はそのようなことが起きないようにしたいものです。
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