一般会計の補正予算が2つ出されました。合わせて5億2700万円。

財源はほとんど国費（新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金）です。

〇コロナワクチン接種　1億6500万円

3回目接種を終えた人の7割（30,800人分）と、2回目接種を終える小児（5～11歳）の７割（1050人分）を計上。

その中に、小児接種体制確保委託料というのが157万円含まれており、これは何かと質疑しました。保護者に対する丁寧な説明や相談への対応、本人に対する年齢に応じた説明、より慎重な問診等が必要になるということで、飯能地区医師会から接種委託料加算の要望書が提出され、接種1回につき1500円の加算1050人分だということです。医師への相談は遠慮なくしましょう。

〇コロナでの自宅療養者支援（配食サービス）700万円

3月までに食料2700セット分を見込んでいます。　

〇学校・保育所、学童等に抗原検査キット配布　600万円　

〇低所得の子育て世帯への臨時特別給付金　6600万円　

子ども1人あたり5万円（R5年2月までに生まれた新生児も対象）

・ひとり親世帯（対象児童　約700人）

　児童扶養手当を受給している人は申請不要です。

　家計急変した人は申請が必要です。

・その他の世帯（対象児童　約500人）

　児童手当または特別児童扶養手当を受給していて住民税均等割が非課の人は申請不要です。

　家計急変した人は申請が必要です。子育て応援課にご相談ください。

〇住民税非課税世帯への臨時特別給付金　7300万円　

1世帯10万円　対象700世帯（既に受給済みの世帯を除く）

対象となる世帯に市から確認書が送られてきますが、家計急変世帯は申請が必要です。生活福祉課へご相談ください。

〇子どもの貧困対策　100万円

8月の現況届の際、ひとり親家庭などに米５Kgを配布します。

〇子育て世帯に応援券　4700万円

9月ごろから、18歳未満の子どもひとりにつき5000円分の応援券配布。市内の飲食店・小売店で使用できます。

〇学校給食費増額分ほてん　1500万円

既に食材費が5～11％値上がりしており、3月分までの値上がり分を補い、給食の量・質を保ちます。

〇水道基本料金４カ月分無料に 8400万円　

10月検針分から全世帯の4カ月分の基本料金が無料になります。

そのためのシステム改修費が400万円計上されており、高すぎるのではないかと質疑しましたが、料金計算プログラムだけでなく、検針員の端末機に至るまで様々な改修が必要だということでした。

いや～このシステム改修って、どの課でも高い！いわゆるベンダーロック、一度入れたシステムは他の会社じゃ改修できないから競争が働かないわけで。このままじゃシステム改修貧乏になってしまいそう。

〇農業経営者支援　1150万円　　

肥料や燃料が高騰しています。令和３年中の農業収入が100万円以上であった経営者約110名を対象として、その収入に応じて5～15万の支援金を給付します。申請が必要です。産業振興課へご相談ください。

〇公園に健康遊具、インクルーシブ遊具設置　1250万円

コロナの影響による運動不足の解消と、健幸のまち推進のため、公園に健康遊具を8基設置します。

その他の議案

〇武蔵台小学校整備工事請負契約（1億8400万円）　

来年度から小学校校舎での「義務教育学校武蔵台小中学校」が創設されるため、中学校課程で必要な特別教室などの整備をします。工事は夏休みに集中的に行いますが、工期は来年2月までとなっています。資材等が順調に調達できますように。そして安全に万全を期してお願いしたいです。

〇日高市税条例等の一部改正

住宅ローン控除の見直し

控除限度額を引き下げたうえで、期間を令和7年まで延長。一般住宅より省エネ性能の高い認定住宅等が優遇される。住宅ローン控除の適用が受けられる対象者は、合計所得金額が現行3,000万円から2,000万円以下に引き下げ。

改正点はまだありますが、詳しくは税務課へお問合せください。