6月議会最終日。
驚くべきことが起こった。
閉会間際に公明党の議員から突然「動議」が出された。
またもや懲罰動議か?え、私何もしてないよ!と思ったけれど、 
出された2つの動議にぶっ飛んだ。
 
 一つは、問題となっている高麗本郷のメガソーラーについて 
日高市議会として建設に反対するという  「大規模太陽光発電施設の建設に対する反対決議」。
もう一つは、国等に対し「太陽光発電施設の設置に対する法整備等を求める意見書」。
賛成者のサイン欄には保守系の議員がずらりと並んでいる。
 
動議提出→議会運営委員会→質疑とどんどん進んでしまい、 
肝心の本文をちゃんと読む時間もなかった。 
このような決議案や意見書案は、建設を止めたいと考えている私が出したいくらいだ。
しかしとくに決議案については、民間どうしの契約に基づく事業について、事業者の名称も出して、提出から10分やそこらで文言の検討もしないまま審議すること、 
そしてこれまで一般質問で対策や条例制定を求め、反対を表明してきた
松尾議員、佐藤議員と私になん打診もないまま、
今までこのことについて何も言ってこなかった議員たちが
反対決議を出すことに大きな違和感を感じた。
 
そもそも意見書案、決議案は開会日の午後5時までに提出することになっている。
どうして最終日に動議などという形で出してきたのか。納得がいかない。
私はそれでも法整備を求める意見書案には賛成した。
しかし決議については急ごしらえの反対討論をした。
「建設反対のやつがなんでこれに反対する」とヤジが聞こえたが、
納得できないまま賛成はできないという意味で反対をした。
松尾議員と佐藤議員は賛成した。
この決議案が条例制定を急ぐ市長と、反対運動をしている人たちを真に後押しすることになるのか、私はあの10分では判断ができなかった。

閉会後、提出した公明党議員になぜ事前に提出してくれなかったのかと尋ねたが、
「間に合わなかった」としか答えていただけなかった。
私は、保守系議員と対立したいわけでは決してない。
反対した私がいうのも変だが、本来なら全会一致で決議したかった。
しかし、日高市議会としての決議を突然動議で出され、
初めて決議文を読む議員が内容も検討できないまま採決というやり方は
議会という場では暴挙というほかない。

今にして思えば、動議なのに意見書案も決議案も書式がすっかり整っていた。
執行部も驚いていなかった。
そうかあ、動議が出るのを知らなかったのは私と松尾議員と佐藤議員と他2名の議員だけで、
議長も議会事務局も執行部も知っていたんだなあ。たぶん傍聴席の新聞記者もね。

落ち込むわ。