昨日は、NPO法人エコ・コミュニケーションセンターの森良(もり りょう)先生の
ファシリテーション・スキルアップセミナーを受けました。
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その場にいるみんなが平等に意見が言えるよう促し、
学習や話し合いを民主的・建設的に進め、
そのプロセスをみんなが共有できるようにしていくことをファシリテーションといい、
その役割をする人のことは、司会や進行役とも違う、
もともと日本にはない概念なのでヨコ文字のまま「ファシリテーター」と呼びます。

もちろん一日ではとても学びきれないのですが、
昨日は「質問力」と「書いて共有する」スキルを学びました。

本質を問い直すような質問、核心をつく質問、気づきを促す質問。
発言者に寄り添う質問、時には挑発的な質問。
その場に貢献する質問とはどんな質問か?

言葉を文字に落とす。視覚化する。
言葉どうしを関連付けたり、分類したり、対比させたりして
参加者の様々な意見をまとめ、発見や合意につなげていく。
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私たちにありがちな会議といえば、前回の決定事項もわかっていなかったり、
人の話を聞けない人がいたり、自分の意見を言えない人がいたり、
やたら声の大きい押しの強い人に振り回されたり、
時間ばかりかかって一向に着地点が見えなかったりします。

下駄箱会議というのもありますね。
本来の会議で言うべきことを言わず(言えず)、
会議が終わってから陰でぐちぐちと言う。最低です。

学校でも、地域でも、会社でも、その場にいるみんながきちんと意見を出して、
対立を越えて納得や合意に至れば、いざ実践となったときに
本当に協力し合えるのではないでしょうか。

ファシリテーション・スキルはファシリテーターだけが持つべきスキルではなく、
学習の場や話し合い参加するすべての人が持っているべきスキルなのだと思います。

市民にも、議員にも、首相にも身に着けていただきたいスキルです。