永年のボランティア活動が認められ、飯能日高子ども劇場が
飯能市社会福祉協議会から表彰されました。
発足から25年、地域のお母さんと子どもたちでつくってきた
活動が認められて、運営委員のひとりとしてうれしいです。
 
 
でも素直に喜べない気持ちもあります。
会員が700人を超えて活動もいっぱいやっていたいたころには、
役所からも学校関係者からも見向きもされず、援助もなく、ほめられもせず、
むしろ怪しまれながら、自分たちの知恵とお金だけでやってきたのに、
今会員が100人を切り、存続どうしようかという話し合いの最中に届いた朗報。
皮肉なものですね。
 
「協働」という言葉が行政のなかで使われ始めてから、
だんだんと読み聞かせや子育て講座などに呼ばれるようになりました。
でも本当だったら、放課後子ども教室の委託を受けたり、地域のコーディネーター役や、
もっと大きくいえば、文化施設の指定管理者になれるくらいの力が
ついていなくてはいけない団体だったのです・・・。
いまは担い手が少なくて、自分たちの活動を支えるので精一杯。
 
もっと以前から行政が「市民団体との協働」を考え、
市民団体の育成・援助に力を注いでくれていたら、子ども劇場に限らず、
今頃行政も信頼していろんなことを任せられる団体が
飯能市内にも日高市内にももっと多く存在したんじゃないかと思うんです。
 
もちろん市民団体が盛り上がらない原因は他にもいろいろあって、
行政への恨み言を言うつもりはありませんけれど。
 
でも・・・「協働、したいときには団体なし」 なんていう新格言ができませんように。