お目当ては無所属の鈴木健一議員の一般質問。
・新型コロナワクチンの後遺症について。
・地方自治法改正とワクチン接種について。
・パンデミック条約について。
そそる項目が並びます。
驚いたのは鈴木議員が原稿なしで質問していること。それなのに的確な質問をしつつ、これでもかと持論を展開し、市長からは満点の答弁を引き出す。流石です・・・。
地方自治法改正案についての市長の見解が素晴らしかった!
「国民の安全に重大な影響を及ぼす事態における国と地方公共団体との関係等の特例」、つまり重大事態において政府が地方に直接指示ができるということについて、政府のコロナ対応がうまくいかなかったのは直接指示ができなかったからだと言わんばかりであり、地方と話し合いもせず拙速だ。憲法92条(地方自治の本旨)に違反するのではないか、地方自治体を預かる者として遺憾だ、という趣旨の答弁でした。
それを受け、鈴木議員が「基本的人権を守るための地方分権一括法だったはず。そこから後退してはならない」と言ったのにはしびれました。
地方自治法改正案は今日参議院を通ってしまいましたが、こういう首長がいるところは、あきらめず政府に改善を要望していくのでしょう。
パンデミック条約についても、市長は、IHRの改正、WHOの思惑、上川外務大臣の「条約締結に国会の承認は要らない」という問題発言、さらには日比谷での4万人反対デモなどにも触れ、日本政府の対応は「危うい」との見解を示しました。
自身もワクチン後遺症に悩む鈴木議員が、思わず「市長が森田さんでよかった」というほどの答弁でした。
国じゃなく市民。