一週間後の第一回期日に向け、裁判所に意見陳述書を提出しなければならない。
先日、書かなければと朝からパソコンに向かったのだけれど、
めったに聴くことのないカッコウの啼き声がずーっとしていて集中できなかった。
すぐ近くにいるのか、結構な音量だったので見に行って、追いかけたが逃げられた。 そんなわけで書きかけになっていた陳述書。
今朝10時半ごろ弁護士から「裁判所から催促がきたので、今日の午後5時までにください」との電話。
議会が休会日でよかった! ガーっと書きあげて正午前に送信。
しかしそのあと、なんだか虚しくなってしばし、ぼ~~~っと。 今はどこも6月議会中。
いろんな議会で「紹介議員をした請願が採択された」とか
「意見書が通った」とか「議員提案で条例案出した」という情報が議員仲間から入ってくる。

みんな仕事してるなあ。
なのに私は何してる? 議会でハラスメント受けて、言いがかりの議員辞職勧告決議を出されて、それを裁判所に訴えている。 平常心を装ってはいるが、実は萎縮し、落ち込み、 そして議会内で孤立して、賛同者が見込めず請願も引き受けられない。意見書も出せないでいるのだ。


・脱炭素、脱原発を進め、再エネの割合を高めること…を求める請願
・女性差別撤廃条約の選択議定書の批准を求める意見書 ・選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書
・パートナーシップ届出制度に関する条例 
・沖縄戦没者の遺骨等を含む土砂を辺野古新基地建設の埋め立てに等に使用しないよう求める意見書
・ミャンマーの軍事クーデターを非難し早期の民政復帰を求める意見書
・憲法と国際自由権規約に反する「重要土地調査規制法案」の撤回を求める意見書
・東京オリンピック・パラリンピックの開催を中止することを求める意見書


「うちの議会で通りました!皆さんのところでも取り組みませんか?」
そういう議会では、
自分の自治体のことだけでなく、
日本全体、そして世界のことも視野に、喧々諤々議論しているのだ。

仕事できていいなあ。

そういう情報が届くたびにつらい。何もできない自分がみじめに思える。 意見陳述原稿に、議会の「自律権」について書いた。
「議会には、その運営や活動について、国や首長に干渉されず、
独自に決まりをつくれる「自律権」があるが、
それは法の趣旨や規定の中で適正に行使すべきものだ。」

そのような当たり前の前提からも外れた議会にいる限り、
上に書いたような仕事はいつまでたってもさせてもらないだろうと絶望する。

いや、だからこそそこを変えなければ!
そのための裁判だ!とも思い直すのだが・・・

ミモザ